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日常の記録。

【参加レポート】在宅鍼灸師ジェネラリストコース⑥肩関節編

毎週金曜の夜に受講していたHAMT主催の在宅鍼灸師ジェネラリストコース

11月の最終金曜日に、ついに3ヶ月のコースが終わりました。

最後は肩関節編!肩周辺も含めた肩関節の評価と運動療法、加えて鍼灸治療で要望が多い肩凝りに対するアプローチについて学びました。

 

肩関節の構造や疾患は学校で習ったし、今回はわかるぞ!と意気込んだものの、今回もそう単純な話ではなかった…

 

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肩の評価をしてと言われたら、パッと思いつくのはローテーターカフや上腕二頭筋の長頭などの筋肉。今回の講座でも最初に「肩の評価は肩甲骨から」という話だったのであながち間違いではない。しかしこれでは不十分、ということを習っていった。

 

初めて知ったのは関節包も評価しなければならないということ。関節の動きに制限があると聞くとつい、動きがある筋肉に問題があるのでは?と考えてしまいがちだったけれど、静的に肩を安定させる関節包の緊張によって動きが制限されている場合も考えないといけない。

 

そして関節包の緊張が最も安定する肢位は解剖学的肢位ではないという驚き!肩甲骨と上腕が一直線になる、肩甲骨面上にある状態が関節包にとって最も負荷が少なく、関節包の緊張はこの肩甲骨面上の肢位で評価する必要があることを初めて知った。

 

肩の運動は、関わる関節も多いし、筋肉も関節包も見ないといけないし、球関節であっちにもこっちにもぐるぐる動くから色々な方向で制限の原因を確認しないといけないし、全コースの中で一番評価が大変かも…と復習しながら感じた。

 

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最後は肩凝りについて。

 

肩関節といえば三角筋で覆われているあの部分も含めて肩なのに、世の中一般の「肩凝り」で凝る場所のイメージにそこは含まれていない。「肩が凝って〜」と言われる場所は主に後頸部〜肩甲骨の真ん中らへんあたりを指す場合が多い。かくいう私も専門学校に入る前は同じ感覚で、肩と言えば肩車で子供を乗っけるあの部分というイメージだった。

 

そんなわけで所謂「肩凝り」の原因の評価には僧帽筋や前鋸筋、肩甲挙筋の評価も必要になってくる。これらの筋の過緊張によって肩甲骨の位置が正常な位置でなくなって、肩が挙がってしまっているのが肩凝りの原因の一つになっているため、肩甲骨の位置・原因の筋に合わせたストレッチを習った。自慢じゃないけど私は10年来の肩凝り持ちなので、なで肩タイプの肩凝りストレッチの方法を習えたのはありがたかった。

 

複合的で難しかったけど、胸椎と肩甲骨の運動連鎖について、姿勢からイカリ肩タイプかナデ肩タイプかを見る方法も学んだので、姿勢から肩凝りの原因を絞れるようにもなったらかなり便利そう。ストレッチの方法自体はとても簡単だったから、原因の筋さえ分かればどこでも簡単にできて役立ちそうだなぁと思った。資料の表見ながらじゃないと全然パッとは考えつかないけど…。

 

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最後の最後で複雑極まりない肩関節がテーマで、姿勢評価や運動療法の難しさを改めて実感したところで講義は終了。

ホント難しかった、の一言に尽きる…。

 

講義全体の感想はTwitterでも呟いたけど、自分の記録も兼ねて、別途記事を書こうと思います。

 

ひとまずは!3ヶ月の間丁寧に教えて下さった白石先生、ありがとうございました!

残りの学生生活、卒後の臨床に少しでも繋げていけるよう引き続き学び続けます…!

【参加レポート】在宅鍼灸師ジェネラリストコース⑤体幹編

毎週金曜・夜の勉強会。

HAMT主催の在宅鍼灸ジェネラリストコース、前回と今回は体幹編でした!

 

鍼灸学校2年生「筋と骨を大体覚えられたかな〜」「運動学はほぼ未履修〜」な今の自分が勉強になったことをいくつかピックアップすると

 

  • 脊柱の弯曲の意義
  • 骨と筋肉の関係を見る時の思考の順番
  • 体幹をストレッチするための運動療法

 

です!

 

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脊柱の弯曲の意義

 

「頚椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯が生理的」というのは専門学校に入って割と最初に習う。この構造がバネ的に機能することで、直立歩行でかかる衝撃を吸収しているんだよ〜、ということも習う。

 

じゃあ前弯・後弯・前弯のバランスが崩れたらどんな問題があるの?

 

今回の講座で習った「R(抗力)=N(弯曲の数)の二乗+1」という公式で、前弯後弯前弯の生理的弯曲があることの有難さと重要性を目の当たりにした!

 

<生理的弯曲がある状態>

弯曲の数(N)

=頚椎の前弯(1個)+胸椎の後弯(1個)+腰椎の前弯(1個)

=3個

 

抗力(R)=3個の二乗+1=10

 

つまり生理的弯曲がちゃんとあると脊柱の抗力は10となって、この時脊柱の衝撃吸収・緩衝能力がマックスで機能していることになる。

 

では弯曲の数が減ったらどうなるかというと、上の式に当てはめてみると分かる通り抗力の数字は減っていく。

 

例えば私はストレートネックである。なので頚椎の前弯がない。式に当てはめてみると、

 

弯曲の数(N)

=頚椎の前弯(0個)+胸椎の後弯(1個)+腰椎の前弯(1個)

=2個

 

抗力(R)=2個の二乗+1=5

 

抗力5!!弯曲が1個減っただけで!!脊柱の衝撃吸収力が半分になるという衝撃!!

そんなこと今まで知らなかったからストレートネックを甘く見ていた…

10年ほど前からストレートネックと言われ続けてきた私、涙目。。

前回の足関節編で扁平足は衝撃吸収力は強くて蹴り出し力は弱いと習ったけど、もしかして私の足が扁平足なのって頚椎の弯曲が無くなって衝撃吸収力が落ちたのを足で代償しようとしてこうなっちゃったのかな…これは自分で自分に立てた仮説だけど、もしそうだとしたら身体って本当によく繋がっているなって思う。悲しいけど…。残りの弯曲達を守りたい…。

 

 

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骨と筋肉の関係を見る時の思考の順番

 

多裂筋・最長筋と腸肋筋を用いて、姿勢によって関与する筋が違うという説明を受けた時、

 

骨盤を後傾して腰椎を後弯すると腸肋筋が働く(円背姿勢気味になる)、

骨盤を立てて腰椎を前弯させると多裂筋・最長筋が働く(背筋が伸びた姿勢になる)

という説明を聞いて「あっ、こういう順番で考えると運動って分かりやすいのかも」と思った。

 

いつも「この筋を動かすと骨がこう動く」「この姿勢・動作をするにはこの筋をこんなふうに作用させて…」みたいに筋始まりで思考していたように思う。そうじゃなくて「この姿勢になるにはこの骨とこの骨がこの角度・傾き・位置になる必要があって、そのためにはこの筋が収縮して、あの筋が緩まないといけないな」という骨始まりの思考をした方が、身体の動きって分かりやすい気がした。

 

学校の勉強しているとどうしても骨より筋のほうが覚えることが多い気がして(起始停止・神経・血管)、骨はつい疎かにしがちだけど、骨も筋と同じくらい大事なんじゃないかという気がした。細胞の構造や働きとかもそうだけど、入学初期に習う内容ってちょっと軽視しがち。でも勉強進めていくと結局細胞ってめちゃくちゃ大事で解剖生理等でもずっと出てくるからちゃんと分かってないとダメだって気づくよね…骨もそんな感じ。私だけかもしれないけど…。

 

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体幹をストレッチするための運動療法

 

いろんな理論を習った最後は、アプローチするべき筋を効率よくストレッチしたり鍛えるための運動療法をみんなでやってみるのがこのセミナーの楽しいところ。最後に体幹の各部位のストレッチを、初級・上級に分けてトライ。

 

今回は大体問題なく出来たけど、なんか私身体固くなったな〜と思った。

あとは、体幹のどこが弱いかをスクリーニングするテストで胸椎の前額面と仙腸関節の硬さが浮き彫りになってしまったのもあって、もっと普段から運動しなきゃな〜と思った。勉強に手が回らなくて最近は道場に行く回数も減ってしまったけど、意識的に通って身体を動かさないと筋力は落ちるし身体も硬くなるし良いことないなと…高齢者のケアする前にセルフケアできてないと説得力がないよ…

 

今回に限らずこのセミナーで習う運動は、在宅鍼灸での活用を考えてのメニューがメイン。

座位や寝っ転がってやるものばかりなので、高齢者だけでなく運動不足な人にもちょうどいい負荷だから今こそ自分で実践するべき!

せっかくヨガマットも新調したし、まずは自分の体幹をストレッチする!マジで。

 

 

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そんなわけで、今回も前回の足関節編に続き、つい自分の身体に引き寄せての学びになってしまったけど、まずは自分の身体で実践してみて、現場に出られるようになったら患者さんにも提案できるようになりたいな〜と思った。

 

3ヶ月続いたセミナーも残すところあと2回!

アーカイブも活用しつつ、卒後に備えて一つでも多くのことを知って覚えたい。

初めての中医フル施術・自分の課題がちょっとわかった日

今日は臨床基礎実習で中医鍼灸の練習をした。2チームに分かれて、90分丸々使い、代表学生が患者役の学生に四診〜弁証〜配穴〜刺鍼までをやるという内容。できるかどうかわからないけど勉強したことをやってみたい!と思って施術者役に立候補してやらせてもらった。

 

授業の内容は割愛するけど、実際にやらせてもらって自分の課題が分かった気がしたからそれをまとめておく。

 

【課題だと思った事】

①聴いて分かることも自分がやると見落とすし忘れる。

 

弁証や刺鍼の技術はともかくとして、問診は少し自信があった。そもそも聞く項目が決まっているからそれを聞き忘れることはないだろうとちょっと思っていた。だって問診票があるし。しかし!それでも!聴き忘れた!今回チーム戦というか、周りに同級生がいたから「あれ訊き忘れてない?」「これ訊かなくていいの?」などツッコミをもらえて、どうにか問診票が埋まった。訊き忘れたのは飲食とか。いや、めっちゃ大事なやつ!

 

②問診取りながら弁証推論って思った以上にできない。

 

問診しながら、主訴に合わせて推察される弁証の裏付けを取った方がいいって頭ではわかってた。例えば不眠が主訴だったら「熱かな?」「心神の滋養不足かな?」「それって何が原因で起きてるのかな?」とか。まぁ想定外の主訴ではあったけど、主訴を聞いた時点でもう少し弁証の道筋を立てたかったし、それに合わせた問診をしたかった。でも想定される弁証候補がパッと思いつかなくて、何の情報を重点的に取ったらいいのか迷ってしまってごちゃっとした問診になった。

 

③舌診の知識が曖昧

 

折角結構分かりやすい舌だったのに、自分の知識が曖昧だったせいで舌診の情報を弁証に生かしきれなかった。

舌のパターンをしっかり暗記する!

 

④脈診の浮沈・虚実はもっと数見て練習必要

 

⑤使う鍼の選び方、刺す順番、抜く順番めちゃくちゃ

 

これ、ちゃんと習ったのに!自分がやることになったらすっかり忘れた。

 

⑥目の前の患部に鍼を刺すことに集中し過ぎて周りが見えなくなる

 

単純に危ない。常に患者の全体・ベッド周りに目と意識を配ること!

 

【思ったより良かったこと】

①弁証で、先生と大きな方針の違いがなかったこと

 

もちろん自由に証を決めていいし、絶対の正解がないものではあるけれど、あんまりにも病位や病態が目の前の患者にそぐわなかったらダメなわけで。その点、自分の立てた弁証や配穴は先生が後から出した見解とも大きくズレてなくて、そこまでトンチンカンではなかったのかなぁと思った。

 

もっと何もわかんなくてめちゃくちゃな証を立てて「何にもわかってない!」ってなるかと思ったけどそうはならなかった。勉強したことちょっとは身についてるのかな…と自信になった。

 

②四診で、弁証を意識することができた

 

課題で書いたところと矛盾するかもしれないけど…上手くいったかどうかは別として、「考えられる弁証を意識して問診するように努力した」という点では良かったのではと思う。その意識があるかないかでこれからの問診の精度が変わってくるんじゃないかな〜なんて。

 

③鍼をまっすぐ打てた

 

先月の頭くらいまでかな。中医の先生から「鍼先が目標に届いてない」「鍼先が体内で曲がってる」「まっすぐ刺さってない」「鍼が死んでる」などなどめちゃくちゃ注意されていて、その原因の一つが強過ぎる押手だった。刺鍼については本当いっぱい指導頂いていて、先生も本当のことをハッキリ言うから(私がそれを望んでのことではあるけれど)、あんまりにもあんまりで、家帰ってから泣いたりしてた。

 

で、泣いててもしょうがないので教わったことに注意して練習をしてて、特に押手は気をつけるようになった。今もまだ失敗するけど、意識するポイントを教わった分前よりは精度が上がったと思う。今日は綺麗に打てた。効くかどうかはちょっとまた別だけど…同級生も「綺麗に打ててる」と言ってくれたし、前までガタガタだったから、目に見えて変わったのは嬉しい。

 

【良いかどうかは分からないけど自分的には良かったこと】

①刺鍼部位を確認して鍼先を意識できた

 

これも効いたかどうかはまた全然別の話だけど…

自分のダメだったところの一つが「鍼先がどこに向かって刺さっているかハッキリしてないのに刺してたところ」だった。

教科書的な体表のツボの位置に鍼を刺しては見るけど、刺した先で一体何がしたいのか?そもそも体表から下の何を狙って刺してるのか?それが漠然としていて。もちろん得気も得られないし刺した手応えもない。意識できてないから何も感じない。でも何をどう意識したらいいのかわからなくて。

 

この前先輩とあん摩の練習をさせてもらった時に触り方のアドバイスをもらって、それでようやく自分の中で基準ができて、ツボを探る時の位置や角度を意識できるようになった。それが合ってる時もあれば外れてる時もあるんだけど、ひとまず「この1本を何に刺したいか」を意識して鍼を刺すようになった。

 

まだサッと触ってスグ分かるレベルでは到底ないから、とにかく何度も触って患者役の学生に圧痛の位置や角度を確認して、自分がこれだと思った位置と角度で刺すようにした。何度も言い訳がましいけど、自分がこれだと思うだけでその鍼が100%的中というわけではない。でも今はまだそれでもいいかなと思う。基準があるからハズレが分かるんだっ。

 

この様子が、同じチームで見ていたクラスメイトからはもどかしく見えたようで「限られた時間の中で全部終わらせないといけないんだから。鍼1本刺すのに時間かけ過ぎ」と言われてしまった。みんなには申し訳なかったかもしれないけど、せっかく鍼を打たせてもらえる場だったから、1本1本考えて大事に打てたのは良かったと思う。まぁ、それでも角度微妙だった鍼あったけど…太衝とか崑崙とか。

 

②患者の言いなり祭

 

主訴が想定してなかった運動器疾患だったこともあって、弁証取穴と一部局所以外は、患者役の学生の「ここ打ってほしい」のリクエストに応えて打つ、みたいになってしまった。

 

でも、やってみてそれで良かったと思った。

 

自分は、まだ刺すべき場所も、どこに刺したらどんな風に効くのかもわからない。わかってると思っているのは机上の空論で、実際刺したらどうなのかはわからない。

 

患者役の教えてくれる場所に言われた通り打って、それがツボならそういう症状の人にはそのツボを使えばいいんだし、啊是穴ならそれはそれで、その辺りを打てばいいという目安になるだろうし。

 

ツボの位置も、角度も、深さも、患者に教えてもらってやってみて、後からそこが何だったのか調べて自分の中でデータを蓄積していけば、そのうち教えてもらわなくても自分から手がスッと伸びて打てるようになるんじゃないかと思った。

 

「患者が育ててくれる」って、こういうことも言うのかなぁとか思ったり。

 

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ざっくり纏めると、

勉強してきたことや方向性はそんなに間違ってないから、このまま勉強を続ける、曖昧な知識を強固にする、取穴と刺鍼の経験がとにかく少ないから対人での練習量を増やして場数を踏む。

 

これをすればもう少し成長できるかな。

 

せっかく楽しいと思えるものに出会えたから、一歩ずつでもレベルアップしたい。

 

 

【振返り】2年次・10月

10月が終わってもう一週間過ぎちゃったけど備忘録!

 

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まず、書いたかどうか忘れたので軽く9月の振返り。

9月は前半に期末試験があって、ヒーヒー言いながら勉強して乗り切った。

試験の振返りは別でしたと思うので割愛。

試験が終わってからは受講途中だった中医学のオンデマンド講座20時間分をひたすら視聴する毎日。

後は、行きたかった鍼灸院に行って治療を受けてみたり、クラスメイトと遊びに行ったり。

しかし!本当はもっといろんな治療院に行ったりするつもりでいたところ、コロナに罹ってしまって10日近く自宅療養に…

9月後半は自宅療養で丸々潰れた感じになった。ようやく取れた鍼灸院の予約もお願いしていたセミナーも全部キャンセルして、家から本当に一歩も出ずに過ごしていた…。もう治ったから書くけど、コロナはマジでキツかった…まぁこの話はまたそのうち…

 

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次!10月!

 

試験後の3週間ほどの休みを挟んで、10月は後期の始まり。瞬く間に過ぎていった。

2年前期までは実技と座学が半々という感じで実技の内容も基礎実習みたいなものが多かったのに、後期になった途端急に臨床っぽい実践的な授業が始まった!書いたことないのにいきなりカルテを書くことになり、問診の練習も突然始まった。慣れない問診で必要な情報収集もままならないままカルテを書かないといけない日々…。しかも私の通っている学校は現代・中医・経絡治療3つを同時進行で習わなければならず、それぞれ問診の取り方もカルテの書き方も実技も違うからてんやわんや。

 

中医は夏に少し勉強していたから表面的にはどうにか理解できるけど、現代は検査法もちゃんとできないし、問診で陰性所見取ってくのも難しいし、経絡治療に関しては全く思考できないくらいわからないという有様…

 

急に現実を突きつけられた感じがすごかった。とにかく何か書かないと!と思ってカルテを書いては先生のところに持っていき添削してもらい勉強し直す、書き直す…なんかそれだけで毎日が過ぎていく…解剖や生理学などの基礎的な座学が若干疎か。

 

実際に問診してカルテを添削してもらうと知識が足りなくて必要な情報が取れてなかったり鑑別ができなかったり。

 

こんなんで免許取って臨床出られるんだろうか…

 

でもやるしかない…学校の課題で頑張れなかったら多分卒後も頑張れない。

 

11月からは臨床実習に向けての実技とかも始まってくるからとにかく取りこぼしをしないように、少しでも復習して何かを身につけたい。

 

気持ちばっかり焦る。

【参加レポート】在宅鍼灸師ジェネラリストコース④足関節編

毎週金曜夜の勉強会!

HAMT主催・在宅鍼灸師ジェネラリストコース。

今回は待ちに待ってた足関節編!

 

実は私は身体のパーツの中では足が一番好きだ。入浴介助の仕事をしていて利用者さんの足を洗ってあげたり、足のあん摩をしたりするのが好きだし楽しい。足には大事なツボもいっぱいあるし、高齢の方は動作制限で足先まで手が届かなくてセルフケアもしづらいので、お風呂のついでに少しでも何かしてあげたいという気持ちで、足の指を1本ずつ丁寧に、ツボ押しも兼ねて洗うことに毎回情熱を燃やしている。利用者さんの評判も良い。

 

ただ、足の構造や機能については別に詳しくもなんともない。浮腫んでるなぁ、扁平足だなぁ、外反母趾だなぁ、爪変形してるなぁ、ニューロパチーだから触ったらビリビリするから気をつけないとなぁ、とか、表面的なことしか分かってなくて、なんかせっかく毎週足を触らせてもらってるのにもったいないなぁという気持ちがずっとあって。

 

だから今回の足関節編が、コース全体の中で一番楽しみな回だった。

 

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講義前半(1日目)は、足の構造や機能について。距腿関節、ショパール関節、リスフラン関節などなど…学校で場所と名称は習ったけどそれぞれがどんな役割を担うかは習っていなくて、安定性や蹴り出し、力を伝えたり…一つ一つの関節の役割を知って「足って小さなスペースに大事な関節がぎゅうぎゅう詰めになってるなぁ」と思った。

 

そして足のアーチの大切さ!

アーチがしっかり働くことで衝撃が吸収されたり、歩行の時の蹴り出しができる!

今までちゃんと知らなかったから自分の足が扁平足気味だったことを全然気にしていなかった…これは講義後半(2日目)でハッキリ浮き彫りになって、私はショックを受けた…

 

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講義後半(2日目)は構造や機能を踏まえた上での「足の見方」講座。

この回で大事だと感じたのは、とにかく「足のアーチが上がっているか?下がっているか?」を見分ける事。

実際に足の写真を見ながら、内返し・外返しなど5つのポイントで、足がどうなっているとアーチが上がって、どうなっているとアーチが下がるのか?をジャッジする方法を学んだ。

 

正直写真を見て瞬時には分からなかった…でも、自分の場合、利用者さんの足を洗う時アーチが下がっているか上がっているかはすぐ見ることができるから、アーチの状態から逆引き的に足関節の癖を考えることができるかなぁと思った。

 

そして今回も講義中に「自分の身体でチェックしてみよう」という場面があり…

フェイスラインという項目でチェックをしたら、ガッツリ扁平足の所見が出た…ここまでの講義で扁平足のリスクについて説明を受けていたから、己の足のあまりのぺたんこぶりにショックを受けて思わず「ヤバイです!」って叫んでた、、、

 

その後、アーチが上がっている人向け・下がっている人向けの運動療法の紹介があって、私はおそらく後脛骨筋の動きや状態がよくないだろうと分かったので、それから講義が終わるまでずっと後脛骨筋の運動をしていた…受講後も、毎日タオルギャザーしたり後脛骨筋の運動をちょこちょこやっている…どうにかよくなってくれぇー。

 

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ところで足関節編では、在宅鍼灸ジェネラリストコースのサービスをフル活用して受講をしたのでその紹介を少し。

 

まずは【アーカイブ機能】!講義後1週間、前回のセミナー動画が見放題。

1日目は別のセミナーに参加していてリアルタイムで視聴ができなかったけど、後日アーカイブでじっくり観て2日目に備えることができた。

 

もう一つは【参加者限定掲示板】。講義時間以外にもここでいつでも質問ができる!

私は、学校で習っているあん摩手技と講義で習ったことにつながりがあるのか?や、自分の足の写真を撮影してどう評価したら良いかを教えてもらった。個別対応でめっちゃ教えてくれる!セミナーの時間内では思いつかなかった疑問を後から聞けるのは、連続受講の特典かも。

 

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さて、骨盤から足関節まで学んでいって、次回からは体幹編!

3ヶ月の講義も終盤に差し掛かってきたので、残りの講義も大切に参加したいと思います。

 

 

【参加レポート】在宅鍼灸師ジェネラリストコース③膝関節編

毎週金曜夜に参加しているHAMT主催・在宅鍼灸師ジェネラリストコース

5回目と6回目のテーマは膝関節だった。

 

 

前回前々回の感想はこちらから!)

 

参加前の意気込み。

「膝関節は学校の授業でも結構勉強した!きっと復習にもなるはず!」

 

参加してみて率直な感想。

「ひえぇぇぇ!膝関節見るって全然単純じゃない!そんでやっぱり膝だけじゃなくて体幹も股関節も足関節の可能性も考えないといけないんだ!」

 

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まず、膝関節と言ったら膝の曲げ伸ばしのイメージが強くて、矢状面の運動にだけ着目するものだと思っていた。

しかし例えば矢状面に絞って膝の屈曲一つ見るにも、身体重心から膝関節の距離を見る必要があるし、立位で膝を曲げるなら股関節や足関節も一緒に屈曲・伸展するからその二つの影響がないかどうかも確認しないと「膝が原因の痛み」と言い切れない。改めて、関節って「部分だけじゃなくて隣り合う関節とのつながり」を意識しないといけないんだなぁと思った。

 

そして自分が意外だったのは「膝関節の痛みで大事なのは水平面の運動」ということ。運動学ちゃんと勉強した方からしたら当たり前かもしれないけど…スクリューホームムーブメントという動きが膝にあることを今回の講義で初めて知った。膝を伸展する最後の段階で、ほんの少し脛骨が外旋しなくなるだけで膝関節の安定性が揺らいでしまうことに驚いた。だってほんのちょっとだよ!?その位許容してくれよ〜!と思ったり。身体の作りって繊細だなぁと思った次第。

 

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今回、膝の構造の知識はあったつもりだったけど、それらの構造物がなんであるのか?どうあるのが正常で、正常じゃないのはどんな状態か?までの知識はなかった。(炎症とかレッドフラッグとかは学校で習ったから知ってたけど運動学的なところは未習)

 

もちろん、異常な状態を改善するためにどんな運動療法でアプローチしたら効果的か、そこまで教えてくれたけど、まずはどんなふうに目の前の患者さんの膝を見たらいいのかを知れたことが今回参加して良かったポイント。

 

運動学の基礎がない状態で正確に評価をすることは当然難しいけれど、講座では臨床で見るべきポイントを平易に2つだけに絞って教えてくれたので、講義内容や頂いた資料を今後の実習や卒後に活かしていきたい!

 

次回からはついに!念願の足関節🦶全然詳しくはないけど足のマッサージをしてあげることが好きだから興味津々。楽しみだ〜!

たまには思いっきり愚痴りたいっ

学校の、

某教員の授業がストレスです…

 

国試にも臨床にも重要な科目。

 

その先生の授業は、

先生が教科書を読んで線を引くだけ。

しかも凄い早口。

 

途中補足説明をしようとするんだけど、

話がどんどん脱線して、自分の家族の話とか、授業にも臨床にも関係ないような思い出話とかそんなのばっかり。

 

そんで突然教科書の音読に戻る。

 

私は、この先生の授業が全然分からない。

 

途中で学生が理解出来てるかとか確認もしないで、どんどん自分だけテンション上げて教科書読んでるだけで。

 

1年生の頃は、自分が何も知らないから聞いてもわからないんだと思って一生懸命勉強した。

 

でも、多分先生の授業のほうにも問題があると2年生になってから思うようになった。

 

仕方ないから自分で教科書を読みながら外部のセミナーや参考書で自分で一から勉強しなおし。

 

元々自分で進んで勉強するべきって考えてるからいいんだけど、

 

90分、ずっと席に座ってるのが苦痛…。

 

耳栓して自習してたい…。

 

言っても変わらないし、

愚痴ったところで状況が変わるわけでもないから

これ以上言いたくないけど、

なんかもう自分の中に溜めておけなくてストレスで泣きそう。もう本当にいや。大嫌い。