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日常の記録。

D-20

土曜日なので入浴介助のバイト。

 

月曜日に痛めた頸のせいで上手く動けなかったらどうしようかと不安だったけど、先輩の鍼治療やリハの先生の手技のおかげで痛みを意識せずに普段通りに働けた。実際は大きく動かすと痛いことは痛いのだけれど、仕事で動き回る分には全く困らず、すごく安心した。

 

鍼灸あん摩(手技全般)の効果というか商品価値は、痛みが完全に無くなるに越したことはないけれど、仮に痛みが残ったとしても「自分(患者)がやりたいと思ったことを自分の意思で自分の思うようにできるようになること」なのだと実感を持って思った。

 

これすごく大事な考え方な気がする。

 

それにしても入浴介助のバイトは楽しい。利用者さんから色んな話聞くのも楽しいし。私の国試を応援してくれるのも有り難い。1年生の時からずっと会ってる方達が「もうすぐ資格が取れるのねぇ、楽しみねぇ」と言ってくれたり、「アンタいつまでこんなとこ来てんの、大丈夫なわけ?」って心配してくれたり…麻雀談義などなども…。

 

バイト先が今一番息抜きになる。机に向かってないで身体動かしてるっていうのもあるし、あとは他のスタッフさんも利用者さんも私を過大にも過小にも評価せず、一番等身大で見てくれて声をかけてくれてる感じがして気が楽。

 

掃除の時間、同僚さんから、以前お薦めした『壊れた脳 生存する知』という本が良かったとお礼を言われた。脳出血に倒れた医師が、自身の状況をメタ的に、時に感情的に綴ったエッセイで、私も学校のリハの先生からお薦めされて読んだ本。高次脳機能障害を抱えた当事者には世界がどう見えていて、どう困っているのかが、とてもリアルに書かれていてすごく参考になった。

 

今働いてるデイケアにも高次脳機能障害を抱えてる方がいっぱいいるから、本で読んだことを少しでも活かして、受けてもらいやすい介護になるように工夫してるつもり…。

 

まだまだ勉強も技術も足りないと思うことばっかりだけど、ひとまずは国試に受かって、また勉強も次のステップに行けたらいいなぁ。