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日常の記録。

【感想】映画・VORTEX

昨晩映画を観て感じたことを呟いたツイートを、そのままコピペして貼っておく。ツイートは流れて埋もれていってしまうから。

 

映画のあらすじや具体的なシーンに対する感想は一切無しです。

 

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学校の同級生と、同じ時間、同じ映画館、同じシアターで
それぞれ別で席を取って映画を観るというお出掛けをした。

 

入口で会って、シアターで別れ、終わったら出口でまた会う。

 

上映中は喋らないから隣り合って座る必要は無いし、それぞれで映画の世界にどっぷり浸りたい、でもダウナー系の映画で観た後1人で受け止め切れ無いだろうということで。

 

観た作品はこちら。

映画『VORTEX ヴォルテックス』本予告【2023年12月8日(金)公開】 - YouTube

 

学年のグループLINEで不特定多数に呼びかけて、誰が来るか分からない状態で待ち合わせして、もしかしたら発起人すら来なくて自分1人かも…と思っていたら結構来ててびっくりした。4人も来た。

 

皆思い思いの席を取った。私はネットで調べた劇場のど真ん中の席を取った。真正面にスクリーンがあって、すごく心地良く観られた。

 

22時に上映終わって感想会したくて一瞬お茶したけど閉店&終電で早々に解散。もう少し話し合いたかった。

 

話合いの内容について、淡々とした作品の中で、印象に残った場面がみんな違うのが興味深くて、その背景に個人個人の経験や見てきたものや読んだものや感じてきたことや考えてきたことがあったと断片的にだけど知ったことが印象的だった。

 

私個人としては、老いが怖いというより、周囲の人や社会との繋がりが絶たれること、自ら絶ってしまうかもしれないこと、周りの無理解、不安に堪えられない、などが恐ろしいと思った。元々持ってる感性のまま観て、それをそのまま再認識した。

 

周囲や社会との繋がりが保たれて、周囲が理解を示し(共感は出来なくていい)、不安な気持ちになる時間が少しでも短くなるよう自他共に努力ができれば、老いも死もそんなに恐れなくて良い…かもしれない…正解はない。

 

あと、最後のシーンで、自分の死って、引越しみたいなものなのかなって思った。引越しだったら、そんなに怖くなく出来るなって思った。

 

人生は夢の中の夢、っていう言葉が、どうにも解らないまま。

 

映画の短い感想会について、答えの無い問いについて、お互いの考えを否定することなく、それぞれが自由に自分の考えや意見を発言するという時間が、良かった。以前参加してた自助グループの手法に近い気がした。匿名性はないけど。こういう場を持つ事は案外大事な気がする。

 

本筋とはズレるけど、自助グループに、通わないで済むなら通わないで済む人生が良かったと思うけど、あの空間は、その特性が無い人には全く理解不能な時間で参加さえできない場所だから、そこに居て、良いものか悪いものか分からないけど自分の中の感性を育てられたことは良かったのかもしれない。

 

今回みたいな映画鑑賞会は初めてだったけど、とても良かったな、またやりたい。