D−78 木曜日。
0時限目補講、1限各論、2限あんま。
放課後は呼吸器の各論と解剖。
そして夜…ゲーセンに行って“湾岸ミッドナイト“なるゲームをやってきた。
アクセルとブレーキを踏んだり、線から出ずに走ったり、先の道のりを見通しながら運転する練習のためである。時速300km出せるゲームを時速50kmで走行。もちろんゴールなど出来ない。
周りの人たちがゲームを楽しむ中、私ほど深刻な表情でゲームしている奴は多分1人もいなかった。
小一時間ほど練習して疲れた。湾岸ミッドナイトは首都高速のゲームなので信号とかがない。ブレーキを全く使わなかった。次はイニシャルDがいいな。今日はずっと乗ってる人がいて空かなかったから。イニシャルDは一般道なんだよね。
昨日車に乗ってくれた同級生に報告し、ゲーセンでの練習方法のアドバイスをもらった。こんなことにも真面目に付き合ってくれて本当頭が下がる思い。
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D-77
0時限目朝補講。
1時間目はあん摩。あん摩の授業は2つあるが、校長から直接習うあん摩の授業はこれで最後である。
授業冒頭、1年生の一番最初の授業でやった「人の肩に後ろから手を置いた時、相手がどう感じたか訊く」というのをやった。
1年生の時、私は上手く出来なくて、驚きと衝撃を覚えたのを今でも覚えている。
ショックだったのでブログにも書き残していた。
改めて読み直してみて…
自分の触れ方は変わったな、と思う。
正直すごく手技が上手くなったかと言われると全然なのだけど、少なくとも一番最初の「力が入りすぎ、圧が強い」みたいな触り方は今はもうしなくなった。
それは学校の先生の教えもあるし、入浴介助のバイトをしていて、最初に触れる時に力を入れてはいけないことを体感したからだと思う。
今日の授業では、3人中2人が心地よいと言ってくれた。1人は「逆に優しすぎて、もう少し圧が欲しい、ただ触れてるだけに感じた」ということだった。
アドバイスを聞きながらちょうど良い加減を探ったりした。
1日でどうにかなるものではないし、これから継続していく中で少しずつ、色んな人に心地よいと感じてもらえるようにしていきたい。
放課後は、灸の練習。横で見てた後輩から、艾炷を捻るスピードが速いと驚かれた。自分では普通だと思ってたけど、やっぱり1年生から比べると速くなってるのかな。多分うちの学校にいたらみんな3年間で同じくらいには速くなるしなんなら私なんかよりもっと上手い人は同級生にいっぱいいる。とは言えちょっと嬉しかったり。
練習後、お灸で暑くなったのでみんなでアイス。
成長を感じる部分もあり、もちろんまだまだな部分もあり。授業が終わっても先は長いな。