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日常の記録。

【感想】学生向けあん摩セミナー

いつもお世話になっている神楽坂の治療院・あじさい鍼灸マッサージ治療院の甲野先生が本科1年生向けのあん摩セミナーを開いて下さり、勉強仲間の学生さん達と一緒に参加しました。

 

セミナー内容は、甲野先生のブログが詳しいので気になる方はぜひ。

 

ここでは、セミナーを受けた1年生目線で私の感じたことを書き残そうと思います。(※文字数が増えてしまうのでここから先は”である体”で書いてきます。)

 

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①まずは前回の感想…

 

実は5月にも一度あん摩セミナーをお願いし、私はその時にも参加していた。

この時は、私のリクエストで座位のあん摩を教えて頂いた。実技の期末試験の課題が座位でのあん摩だったけれど、コロナの影響で短縮授業・放課後の実技室開放も無い中で全く要領を掴めず、どう試験に臨んだらいいかも分からず、甲野先生に助けを求めた次第。手技の一つ一つの意味をかなり丁寧に解説していただき、その意味を踏まえた上で手を動かす練習をした。

 

この時私が一番ためになったのは「基準を示してもらえたこと」だった。何を目的に、なぜその手技をしているのか。それまで今一つ自分が何をやってるのか分からないまま手を動かしていることが多かったけれど、先生の分析を聞いたことでそこがクリアになり、目的を持って触るという意識が生まれた(と自分では思ってる)。

 

「こういうつもりで触る」と目的があると、その目的からずれている時に修正できるし、そもそも目的が違うということであればそこを修正すればいいし。この時から「漠然と触る」ということがあまりなくなったと思う。実技に臨む気持ちも変わった。

 

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②受ける度に新しい気づきがある

 

上に書いた通り今回私だけ2回目の参加だった。今回は揉捏が課題だったので前回とは異なる内容だったけれど、導入の「治療する以外の手」の話を聞いたのは2度目だった。

 

感覚的なものでうまく言語化できないけれど、前回聞いた時と今回聞いた時で受けた印象が違った。前回は「知識としてわかった」という感じだったけれど、実技試験やデイケアでのバイトで利用者さんの身体に触れる経験を経た今聞くと「寄り添う手」等の話は体感としてよくわかった気がした。

 

少し脱線すると、デイケアで一番最初に任されたのがドライヤーで、5月にこの「治療する以外の手」の話を聞いていたからこそ、最初から触られる利用者さんのことを考えながらドライヤーできたと思う。初対面であいさつもままならない相手にドライヤーする/されるなんて状況、日常ではほぼ無い。その状況でも躊躇わずに落ち着いて対応できたのは、5月のセミナーで聞いた話が頭にあったから。

 

同じ話でも、自分の学びが進むにつれて得られるものが変わってくると思った。

 

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③基本を改めて教えてもらえた

 

私は、自他共に認めるくらい揉捏がちゃんとできない。特に肩の線状揉みが苦手。クラスメイトにやってもらうのと自分がやるのが明らかに違う。なんでできないのかが全然わからなかった。

 

先生のブログに書かれているポイントはもちろん、自分の苦手な部分について、個別で手の癖を見てもらい、具体的なアドバイスをもらえたのがとても有難かった。気を付けるところが分かったから、今は早く実技の授業で練習したい気持ち。

 

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今回、揉捏だけに絞ったセミナーで、授業以外でこんなずーっと揉捏だけしたことはなかったな、、と思った。たぶんもっと揉捏だけの練習が必要なんだろうなぁ、とも。

 

コロナの影響もあって、最近は友達にもあまり会ってないけど、人といるときはできるだけ練習させてもらおうと思う。

 

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お忙しい中、今回も丁寧にご指導くださった甲野先生、ありがとうございました!