「こんなになるなら、あの時死んじゃえば良かった」
そう言われたら、なんて返しますか？
私は「そうかぁ」としか言えない。
でもこうして頑張って生きてて、えらいよ、偉大だよ、すごいよ。とも思う。
でもそれが相手にどう受け止められるか。
どんな言葉も正解じゃない気がする。
私自身は、あの時死んじゃえば良かったどころか、生まれて来なければ良かった、と、思っていた、あるいはまだ思っているから、生きていたくないという気持ちは、違う形だと思うけど共感する。
だから余計に何も言えない。
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生まれて来なければ良かった、という思いはずっと付き纏ってきた。私がいなければ良かったんだと言われてきたし、私だって私がいなければ良かったと思う。存在しなければつらいことなんか何もない。どれほど気が楽だろう。
しかしそういう思考がようやく変わろうとしてきて、今は、生まれて来なきゃ良かったと「思っている」から「思っていた」へ移行していく過渡期な気がする。
ようやく、自分の人生が自分のもので、自分とそれ以外の人との間には境界線があり、自分は自分の境界線の中で、楽しい気持ち、嬉しい気持ちになって良いのだと思い始めた。でも過渡期だと思っているだけで、一時的なものかもしれない。人はそんな簡単に変わらないのだ。
だけど、変わっても、変わらなくても、死にたい、生まれて来なければ良かったと、思った気持ちは大事にしたい。とてもネガティブなものかもしれないけど、これはそう思ったことがある人にしか分からない感情で、私は私にそれを打ち明けてくれた人の「死にたい気持ち」も大事にしたい。否定したくない。死にたいと思う気持ちも肯定して、でもちょっとだけでももう少し生きようかなと思えるような言葉をかけたい。あるいは側にいたい。
難しいよね。
自分だって、人に寄り添ってもらうって難しいなって思うもん。
寄り添うのとは違うかな。支え合い、かな。
でも支え合うのも難しいよね。
