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日常の記録。

続・便(中医臨床実習感想③)

キタナイ報告の続報。

 

便(中医臨床実習感想①) - Blog 1/445

 

この記事で書いてた便秘の話。今朝も「自分の普段通り」の排便があって、感覚的には多分元の体調に戻った気がする。

 

批判ではなく書き残しておきたいのは、

月曜日にもいつも行く治療院で便秘の相談はしてて、そこでも鍼してもらったけど、その時の弁証と配穴はいつものメンテナンスとあんまり変わらないものだった。ただ、私の長い長い不定愁訴はそこの治療でだいぶ改善したのと、今も月1〜2ペースで通い続けているから体調がある程度安定しているのは事実なので、治療院での鍼灸は「いつもの私」を維持するのに必要なものだったと思う。

 

しかし臨床実習での弁証と配穴は、1年近く通っている治療院でのデータはない状態でやるので、その時の問診に応じて全く違う配穴になった。今回の便秘に関してはそちらの方が効いた印象だ。

 

いつも行く治療院の先生の治療は、主に疏通経絡と本治が目的な気がする。長年に渡って形成された不調への治療はそれがいいのだろうと思うけど、今回の便秘は経過が3週間くらいだったとは言え、長年積み重なって慢性化した病と比べたら急性のものだったと言えると思う。

 

急則治標と言うけど、今回の便秘は標治がすごく効果的だったと思う。臓腑弁証で病位を胃として本治穴も配穴してるけど、標治で取った帯脈が、やっぱりすごく効いた気がする。

 

そう言えば去年、クラスの中で一時期「便秘帯脈ブーム」があったなぁ。浅刺で軽く雀啄したり鍼柄擦って刺激するだけでも便が出るとか。なんか一部便秘勢がみんな帯脈に鍼していた。私は普段お通じがいいからその時にはあんまり実感できてなかったけど、今回の臨床実習で便秘に対する帯脈の威力を知ったね。

 

将来便秘の患者さんが来たら使いたいな。