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日常の記録。

中医の先生

2年生になって中医学の理論を用いた鍼灸に魅了され始め、最近は積極的に中医学の手法を用いた先生の治療院に行くようにしている。一言で中医学鍼灸と言っても、弁証も配穴も使う補瀉の手技も先生によって様々ということに気づき始めたから、色々な先生の治療を受けてみようと思っている。

 

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ところで、何人かの先生にお会いするうちに治療とは別に一つ気付いたことがある。

 

中医の先生って、早口の方多い!!!

 

まず、学校の中医学の先生がみんな早口である。普段定期的に通っている治療院の先生も早口である。この前お願いして単回で治療してもらった先生も、早口じゃなさそうな雰囲気だったのに話し始めたらめちゃ早口だった。

 

早口な上に情報量が多くて、短い尺に物凄い量の話が詰め込まれていたりする。

 

あ、これは、不満じゃなくて、ただの実感です!(念のため…)

 

私自身も、なんの意識もしなければ元々物凄い早口なので、早くても大体聞き取れるしある程度は頭も追いつく。私は中医学のことをもっと知りたいし、それを伝えてから治療を受けることが多いから先生方も色々とお話して下さる。治療を受けて技術を生で体感しながら先生方の考えまで聴けるのは、自分としては有難いし貴重な時間と思って過ごしている。限られた治療時間の中で色々なお話を沢山聴けるのは嬉しい。

 

 

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だがしかし!

 

この前、経験したこともないスピードで話す先生に出会ってしまった。所謂「達人」と呼ばれる先生で、普段早口に慣れてる私でもびっくりするくらいのスピードでお話されて仰天した。もちろん、問診はそんなスピードではなかった。患者(=私)にはゆっくりお話して下さるのだけれど、助手の方たちへ話すスピードが物凄く速かった。かなり集中していないと聞き逃してしまう。助手の方々は、しかし、全員普通に聞き取っている様子だった。

 

治療を受けた興奮もさながら、あまりの説明の速さに面食らった私は学校の先生にその出来事を報告しに行った。そうしたら「あの先生に限らず、中医学の先生に付こうと思ったら、あのスピードで更に声小さくても聞き取って理解できるくらいじゃないとダメだよ」というお話をされた。なんなら、途中から聞いてもなんの話してるのかわかるくらい思考働かせられないとダメらしい。

 

学校の先生が言わんとしてることは、その位先生の思考を理解する努力をしないといけないってことなのかなと思う。

 

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それにしたってあのスピード…

 

やっぱりそれを理解するには知識武装は必要不可欠だし、基礎をもっと当たり前のように頭に叩き込まないとなぁ。

 

達人の先生の鍼を次受けられるのがいつになるかわからないけど(今回はたまたま機会があったから受けられた)、次受ける時には何をお話されてるか、もっとスムーズに聞き取れるくらい勉強しよう。