中医研修センターが去年に引き続き中医基礎学の公開講座を無料配信してくれるということで、早速申し込んで視聴中。
去年は、用語もほとんど分からないまま、ただただ講師の先生に魅了されて分からないなりに喰らいついて聴いた、という感じで。
問い合わせたら配信講座ではスライドはもらえないということだったので、とにかく分からないなりに講義資料を全部手書きで写して、それを見ながら再度講義を聴く…というなかなかハードなことをしていた。放課後は学校の勉強そっちのけで、6月末まで毎日聴いてたな…(遠い目…)。
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一年経って改めて同じ講座を視聴。
たかだか1年学校で勉強しただけだけど、そんでまだ2年生も始まったばっかりだけど、それでもなんか、もう、全然理解度が違う…!
先生が仰ってる「器の大きさ」が、自分も少し変わったのかな…と思う。
そして、「用語を覚えても臨床では応用が利かない」「生理物質・臓腑・経絡の関係性を考える」という言葉の意味も、今のが分かる。
「用語を覚えても臨床で応用できない」は、1年学校に通ってみて本当によく分かった…。私は学校のテストは点が取れるタイプだけど、本当それって紙の試験以外では無意味だなと常々思う。まぁ紙の試験も出来なかったら私出来ること何にもなくなっちゃうから、出来ないよりはマシなんだろうけど…。
じゃあどうするかって、生理物質・臓腑・経絡の役割・繋がりをもっともっと自分の中に落とし込んでいく。それが直近の課題かなぁ、と思う。TCMAの講座を聴きつつ、中医学の初学者向けの本を少しずつだけど読んでいる。
何かが分かりそうな、分からなそうな、まだまだ道半ばのさらに半ばという感じ。
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あと「鍼灸治療は泥臭い」という話も、今のが「そうだよなぁ…」と思う。
なんというか入学直後くらいまでは、「この病気にはこのツボ打ったら治ります!」みたいなのを信じていた。
病気、治る、というワードにも、今ならちょっと考えちゃうんだけど、それはそれとして、「その1穴でズバリ劇的改善!」っていうのもなくはないんだろうけど基本的にそれが常ではないんだろうな、というのが2年生になっての実感。
もっと地道に地味に地味に治療と結果と考察を積み重ねていって改善していくもの…という認識になりつつある。
(色々意見はあるかもしれないけれど、あくまで一学生の個人的な感想として受け止めて頂けたら幸いです)
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まだ見始めたばっかりだけど、既に去年と違う視点で見れてるな、という印象で、これから先の視聴が楽しみ。
去年取ったノートに加筆して、より理解できることを増やしていけたらいいな。