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日常の記録。

読書(中医学の基礎関連)

2年生になって、本格的に中医学の授業や中国鍼を扱う実技の授業が始まった。

 

授業は楽しい。

 

けど、せっかく凄い先生方が教えてくれるのだから、なんかもっと分かりたい。

 

数千年の歴史の上に成り立ってる学問を授業だけで分かりたいなんて傲慢なのもいいところだけど。学生として学べるのは今だけだし、アホみたいに質問しまくれるのも今が一番宜しい時期だし、とにかく学費分以上にちょっとでも何かを先生から吸収したい…(貧乏性もちょっとある)

 

なので、授業とは別に中医学の入門書を、ちまちま読み進める2年生の春…。

 

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4月末〜今日にかけて読んだのは、関口善太先生の『やさしい中医学入門』。生理物質と各臓腑と経絡の関係性を分かりやすく説明してくれている本だと思った。

 

1年生の時は、とにかく初めて知る東洋医学用語を「一つでも多く覚えなくちゃ!」という気持ちでいたから、生理物質や臓腑や経絡の繋がりや関係性まで考えられなくて、本当にペーパーテスト的な勉強しかしてなかった。2年生になって、うっすいけれども一通りの用語を目にした今は、なんというか、この関係性に少しは目を向けられるようになってきたと思う。

例えば生理物質と臓腑は「血だから心」とか1対1の関係ではなくて、一つの生理物質の生成や働きに複数の臓腑が関わっていて、その生理物質の失調はどの臓腑に及んでいるのか?あるいはその臓腑の失調はどの生理物質のどんな働きに影響しているのか?そういう複合的(?)な考え方がとっても大事で、そこが見えて初めてどの経穴をどんなふうに使うのかを考え始められる…んだろうな…と、思った。

 

で、そんな大事な「関係性」をやさしく教えてくれているのがこの本だと思った。一通り読んでどこに何が書かれてるか知ったし、実技授業の時とかにも参照したい。

 

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次に何読もうかな〜、と思って選んだ本は日中共同編集の『針灸学[基礎編]』。学校の先生がこれのシリーズの経穴編をお薦めしてくれてて、経穴編も読みたいけど、さっき読んだ本の流れからだと先にこっちかな…と。

 

見たら300ページもある!しかもさっき読んだ本と違って文字がギッシリだ!読み応え…できれば連休中に…頑張って最後まで読み通すぞ…!