挑戦する人達を見て、自分はいつも「すごいなぁ」と思う側の立場だった。人から聞く色々な話を、そんな経験があっていいなぁと。自分はつまらない人間だけど、みんなの話を聞いてワクワクしてたら面白いし満足だなぁとも思っていた。
しかし聞きすぎたのかなんとなく触発されて自分もやってみようと思い始めた。あまりにも挑戦している人が周りに多過ぎて刺激を受けた。
しかしやってみたら色んなことが大変で、核の部分だけじゃなくて付随するあらゆることが全部大変で、今まで羨望で見つめてきた人たちはみんなこんな面倒もリスクも全部引き取って、様々な経験を積んできたんだなぁと今更ながら思った。かっこよく見えたり羨ましく眺めたけど、本当はみんなも私のようにジタバタしたのだろうか。みんなそういうところは見せないだけなんだよね。まぁ普通そうか。
私はと言えば常に鴨の水掻き状態で、特にそれを隠すでも無くすぐ言っちゃうし、現状も進行形で大変で、どうにかなると思ってたのにまた波が来て、まだまだ不安が尽きない。
それにしてもなんでも経験しないと本当には分からないものだなぁと思う。想像するのと経験するのは全く違う。
私は不確実な状況が苦手で、いつも段取りを全てしてから行動してきた。ここまでやれば確実という所まで準備してから行動に移す。不確実な場合はダメだった時にリカバリーする時間を必ず多めに取ってきた。
しかし今、時間もお金も無い上に不確かな状況で大きな決断を連続でしなければならない。すごく疲れる。
とにかくリスクを取って行動するのが嫌なのでリスクを最小限にしてからでないと行動できないし気持ちが落ち着かない。でも今はリスクがあるとわかっていても自分の持っているものだけで判断して決断しないといけない。入口まで辿り着けたらあとは何があっても頑張ると決めていたのに、いざ動き始めると慣れないことの連続でしんどい。
しなければならない判断はしたし、あとはそれが是だった場合に備えて動き続けるしかない。ダメだった場合のことは現時点では考えられない。でも次の動きやプランBもイメージしなければならない。
不確実と不確かが山積みで、先が見えない日々が続く。私は無事「挑戦レール」に乗れるのか…。
“ずっと先の坂の上は、どんな空だろう
立ち止まり想像をするより、確かめたくて”