今日は東洋療法学校協会(通称:学校協会)の模試だった。
学校協会は鍼灸の教科書とかの編纂をしてる団体で、あはき学生には実は馴染み深いところ。
その団体が主催する国家試験模試があって、今日の模試はそれである。
学校協会の模試は、その年度の国試を占う…と聴く。似た傾向になる、ということらしい(あやふやな記憶)。
いつもの模試はその場で問題を持ち帰れるけど今日は問題用紙も回収だった。多分他校でまだ受験してない学校があるから漏洩防止のためなのか。理由は聞かされていない。とにかく来週返却されるそうな。
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試験前。
業界の大先輩方から頂いた鉛筆を今日から使う!ということで鉛筆削りタイム。
四角い!これは「4択で迷った時はこの鉛筆を転がして答えを決めなさい」というメッセージですね!?
お守りの言葉が刻まれてる…
10本あるけどどれにしようかな。
よーし!君に決めたっ!
「人に頼るな」
…いつも人に頼りっぱなしなので自分への戒め。
鉛筆は何本もあったほうが安心なので、以前友達がくれた杉山神社の鉛筆もスタンバイ。
「ツボを押さえて合格じゃ」のメッセージが優しい…。
頑張ります!!
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いざ試験開始。
問題回収されたってことは返却されるまで問題の内容をバラすなという意味だと認識したのでこの記事で詳細に書き残すわけにはいかないけれど、受けてみた感じ午前が難しく、午後の前半はドル箱問題、あ・は・き全てにおいて理論系は難しい、という印象だった。
午前は、解剖生理をきちんと覚えているかどうかを試されてる気がした。曖昧で上辺だけの理解(した気になった感じ)は許さないよ!というメッセージだと受け取った。もちろん曖昧オブ曖昧なのでかなり苦戦。試験の終わりに希望的観測で自己採点したら60/90点だった(曖昧な回答と勘で付けた回答を数えた)。66%…なんとも心許ない数字である(国試の合格点は60%得点の102/170点)。
昼休み。問題が回収されたため答え合わせなどする気にならない。というか午前が思ったより出来なかったので午後でどれだけ点を取るかが勝負になる。午前の感じだと今年の国試のスタンスは「曖昧な記憶は許さない、基礎をしっかり叩き込んでおけよ!」という印象だったので、とにかく基礎。すでに飽きるほど見た流注の接続や要穴表、八脈交会穴の資料、経脈病証の表などを見る。
いつも金門の取穴が覚えられない。陽維脈の始まり?膀胱経の郄穴?学生で臨床経験がないからかもしれないけど、一度も鍼を刺したり灸を据えたことがない…周りにいる崑崙や申脈、至陰ほどの存在感が無い。なのに要穴なんですね!?いつ使うの?金門が間違えて金麦に見えてしまうくらい印象が無い(金門に失礼)。
そんな昼休みを経て午後。
サービス問題ザクザクの、ドル箱問題が続く。簡単過ぎてこっちが読み間違えてるんじゃないかと不安になった。私の主観かなと思ったけど、終わってみたらみんな同じことを言っていたから多分本当に簡単だったんだと思う。
午前と午後を合算したら102点は取れてそうな感触。
ところがどっこい。終盤の鍼灸理論、あまし理論の難しいのなんのって。知らないワード出てくるし、よく知らないの出てくるし、苦手だし臨床で絶対やらないからとほったらかしてたのも出てくるし、理論系は大爆発。鍼理論が一番出来たかな…結果出るまで分からないけど。
もうこれ以上は考えても分からん、ということで早めの退室。と言っても終了10分前。でもいつもは終了時刻までいるから今日はちょっと珍しい。
結果が出るのも半月以上先ということで、受かってそうだけど実際結果を見るまで不安…という国試本番でも味わいそうな感情を進行形で体感中。
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しかし終わった試験に浸っている時間はない。まだあん摩と鍼の実技試験が残っている。
試験が終わった後はすぐさまみんなであん摩の手技の確認や問診の練習。もう模試のことなんて過去のことだ。とにかく手技の実技試験に受からなければならない。毎日試験で落ち着かないヨー。
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一通りの確認を終えて、中締め宜しく同級生と一杯だけ!一杯だけだから!と飲んできた。本当に一杯だけで切り上げた。自制心がある私たちを褒めてください。