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日常の記録。

入口になりたい

昨日友達が家に遊びにきた。みんなで遊んだりおしゃべりしていた時に一人の子が一言。「お灸って肌荒れにも聞くの…?」

 

急にお灸の話!灸だけに!私が鍼灸学生だからかな~?と思いつつ「お灸興味あるの?」と聞いてみたら「トイレに貼ってあるカレンダーにお灸と肌荒れのことが書いてあったから」とのこと。

 

そう、我が家でおなじみのせんねん灸ショールームノベルティ二十四節気カレンダー』。

 

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 「一か月くらい前に肌荒れがひどかったから、これ見たら気になって」とのこと。

 

私はまだ灸師じゃないから専門的なアドバイスはできないけれど、肌荒れに効くツボもあってお灸で治療するケースもあるよ、と教えてあげた。

 

個人的な考えだけど、私はお灸を使ったセルフケアには賛成で自分でもやっている。ただ入口はできれば信頼できる灸師さんに体質など診てもらって、アドバイスをもらいながらセルフケアにチャレンジするのがいいかな、と思っている。だから一応私の思いを伝えた上で知っている灸院を紹介した。

 

紹介した後は、お灸ってこんなのがあるんだよ~とセルフケア用に買ってあった台座灸や貼るお灸、実習で使っているもぐさを見せて説明したり、ツボの本を紹介したりした。

 

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ニキビと肌荒れのページに太白のツボが載っていて、友達は「太白…」と言いながら何度も太白をツボ押ししていた。

 

***

 

日付が変わって本日。以前貼るお灸をプレゼントしてお灸にハマった別の友人からlineが。「今日初めて灸院に行ったの。問診も丁寧で時間をかけてゆっくり施術してくれてとても良かった。しばらく続けるね。教えてくれてありがとう」とのこと。

 

お灸仲間増えました~!と一人喜んだ。

 

***

 

で、こんなことが続いてふと思ったけれど、私鍼灸の入口になれるんじゃない?もちろんまだ学生で免許がないから施術はできないけど、興味を持ってもらうきっかけを作ることはできるんじゃないかな、と思った。

 

うちにはお灸や、好きで集めた養生の本なんかも色々あるし、学校で習った範囲でなら説明をしたり(例えばお灸の種類にどんなものがあるかとか)、知っている先生の院を紹介したりできる。我が家や自分自身に、鍼灸に繋がる通り道を作って、友達が興味を持ってくれたらいいなと思った。

 

よくTwitterで「鍼灸の受療率って低い!」という話も聞くけど、やっぱり情報に触れる機会が少ないからだと私は思ってて、お灸とか鍼ってこんなだよ!と知る機会ができたら興味を持つ人はたくさんいると思うんだよね。潜在的鍼灸希望人口、みたいな(←今勝手に作った言葉)。

 

私自身が鍼灸あん摩大好きで、日々を元気に過ごすために良いものだと思っているから、友人知人に興味を持ってもらえるのはすごく嬉しい。興味を持ったついでに実際に鍼灸を試してもらえて元気になってもらえたらもっと嬉しい。一緒に元気に長生きしてずっとずっと遊ぼうぜ~!(遊びたいだけかい←)

 

押しつけてやってもらうものではないと思うから、自然に興味を持ってもらえるような環境を作る工夫をしたり、色々聞かれても答えられるようにもっと勉強しよう!と思った週末だった。