先日、お灸メーカーさんのショールームに行ってお灸をたくさん買ってきた。
今回は買ってきたお灸でセルフ灸をした感想を書きます。
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使ったのはこれ。
お灸には、皮膚の上に直接灸を置く方法と、お灸と皮膚の間に台座等を置く方法とがあるけれど、なんのスキルも知識もなく直接灸はできないので、使うのは台座灸。お灸の下にシール付きの台座があって、火を点けて皮膚に貼りつけて使います。
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初セルフ灸は足三里にしてみた。
足三里は松尾芭蕉が歩きまくって旅をした時脚に据えたという有名なエピソードも残る「健脚のツボ」。この日私は久々にハイヒールを履き銀座六本木を歩き回ったためかなり脚が疲れていて、ならまずココでしょう、と足三里をチョイス。
せんねん灸のショールームでもらったツボ紹介のパンフレットとツボ単を参照して取穴(ツボを決めること)。
じんわり温まっていく足三里…。お灸の部分が灰になったら剥がしておしまい。お手軽。
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翌日からは膝の痛みにアプローチするべく、陰陵泉と陽陵泉にお灸。自粛中ロクに運動していなかったくせにテコンドーの練習量を急に増やしたら、案の定膝を痛めてしまったので改善したいという思い。
これは香り付きのお灸。色々な香りを手に入れたので選ぶのも楽しい。
「香木」というのが一番好きです。
解剖学の本とツボ紹介の本を見比べながら脚を触りまくって取穴。どれが脛骨でどれが腓骨でツボは果たしてどこなのか…入学後の勉強を妄想しながら位置を決める。
一生懸命決めた陽陵泉。これが自然と出来ちゃうなんてやっぱり鍼灸師さんの知識や技術は凄い…。
お灸を据え終わると足がスッキリする感じがする。
私は寝る前にお灸をして即寝るけれど、横になった時膝から下の脚がスーッとする感じがする。
あと、お灸は外した後も据えた部分がじんわり温かい。温かさが持続するのはなんでなんだろう?冬場なんかはもっと良さを感じられそう。
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おうちでお灸イイね!
と、ここで終わりたいところですが、セルフでお灸据えてるとやっぱり鍼灸院でお灸をしてもらいたい気持ちが湧き上がり…。次回はその辺りの思いを書きたいと思います。