Blog 1/445

日常の記録。

親知らず抜いた②

親知らず抜いた① - Blog 1/445 前回の続き。

 

1時間かかると言われていたのに15分で終わった右下親知らずの抜歯。「1時間後くらいに麻酔が切れるからそれまでに薬局で痛み止めもらって飲むようにしてください」と言われたので帰り道で水を買って薬を飲む。

 

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麻酔のおかげか、痛みは全くなく、口の違和感もないので、すっかり気が緩んだ私は一瞬「せっかく休み取ったし買い物でも行こうか、ランチでも行こうか」と愚かにも考えてしまった。

 

が、やっぱり今日は大人しくしていよう。と思い早々に帰宅。思い返せばこの判断だけがこの日のグッドジョブ。

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帰り道で口の中が唾液?なのか水分でいっぱいになるのを感じる。道端で吐き出すわけにもいかないので都度ゴックンと飲み込んでいた。

 

帰宅してとりあえず口をゆすごうと洗面台に向かうと…

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口から溢れんばかりの血!これが全く止まらない!

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血に痰が混ざっているのかドロドロの塊になっていて排水口が詰まり、洗面台はあっという間に血の海に。ガーゼを何枚も口に入れても血の勢いが凄くて全く止血できない。よりによって白いセーターを着ていたせいで服も血に染まり、事情を知らずに見たらどう考えても殺人現場にしか見えないヴィジュアルが完成してしまった。

 

1時間経っても状況が変わらず、流石にマズイと思い病院に電話。「すぐに戻って来てください」とのこと…。とは言っても口からマーライオンのごとく血が流れ出る状態で電車とバスを乗り継いで病院に戻れるはずもなく、仕方がないのでタクシーを呼んだ…。

 

帰り道で引き返せば良かったと本当に思う…。

親知らず抜いた①

私には親知らずが3本ある。特に痛むこともなかったし、親知らずの抜歯は危険と子供の頃から刷り込まれていたせいで抜くのが怖くてそのままにしていた。

 

が、右下の親知らずが虫歯になってしまい、ついに抜かなければならない事態になってしまった。放置すると残さなければならない親知らずの隣の奥歯も虫歯になるから、ということだった。

 

私のかかりつけの歯科医院では抜けないとのことで、紹介状を書いてもらい地域でそこそこ大きい総合病院の口腔外科へ。

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私の右下の親知らずは、なんと2本あった。正確には2本の歯が繋がって1本の巨大な歯になっていた。一般的なサイズの倍の大きさらしい。こんな所で1本オマケなんていらなかったのに本当に余計な造りになってくれたものだ。抜くのは大変らしい。

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こんな感じで抜くと説明を受けた。

 

検査の翌週、いよいよ抜歯本番。手術は1時間かかると言われたので、術中の口を開けて横たわっているヒマな時間に脳内で経穴の暗唱をしようと意気込んで臨んだ。肝経はちょっと危うかったので復習もした。随分余裕に見える態度に思えるが、恐いと騒ぎつつもやるとなったら腹を括って、あとは呑気に過ごす性格なのだ。

 

いざ手術。

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が、1時間かかると言われたのに、なんと15分で終わった。

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あまりに早く終わって胃経までしか暗唱できなかった。

 

抜き終わった歯を見せてもらったら、案の定大きかった。

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「持って帰りますか?」と聞かれたけど、持って帰っても使い道がないので断った。後からTwitterで見たら、親知らずで型取ってアクセサリーにしてる人がいて、世の中には色んな人がいるな…と思った。

 

さて、アッサリと終わった抜歯。この後すぐに帰って良いと言われて帰宅したのだが…この後歯科医も予想だにしないかった展開に見舞われることになる。

 

描いてみた

自分を表すキャラクター、を描いてみた。

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(画像でかっ…えっ、小さくできない…まぁいっか)

 

前から「イラスト入りでブログ書いてみたいな〜」という思いがあって、絵が下手だから無理だと決めつけてたけど。 なんか最近絵が下手でもいっか、とりあえず好きなように描こ!と振り切れたから描いてみる。

 

私を直接知ってる人とかは感じるかもしれないことで、自分でいうのもちょっとナンだけど、私ってちょっとクソ真面目なとこがあって。

「真面目」じゃないよ、「クソ真面目」。必要以上に堅苦しいところがあって、そういう自分があんまり好きじゃない。なんというか相手にプレッシャーを与える感じがして、そういうとことか特に嫌。

 

人に安心して接してもらえるような感じというか、とっつき易い人間でいたいという思いがある。実際そんな真面目じゃないし。

 

けど文章だけで描いてると、なんというかクソ真面目な部分が色濃く出ちゃう時があって、大したこと言いたいわけでもないのに、なんか壮大な感じで書き終わってたりして。まぁ己の文章力の低さのせいなんだけど…

 

それを克服するために、文章力を鍛えるのではなく下手な絵に逃げようという魂胆…。それでいいのかはわからないけど、ま、とりあえずやってみよー。

 

ちなみにキャラの形状は3つほど理由があってこのカタチでございます。

 

とりあえず今日は初日だし、くだらない私の近況でも描いとこ。

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あっ画像小さくできた!やり方覚えた!レベルアップ。

 

 



 

 

怪我したくない

テコンドーの練習。今日はミット打ちがあった。

 

スパーン!と行きたいところなのだが。ミット打ち、意外と手首にダメージがくる。

 

私の打ち方の癖もあるのかもしれないけど、上手く打てないと手首痛めたり最悪折れるんじゃないかって時があり。体全体がスリムなわけじゃないのに、手首だけめちゃくちゃ細いので心配になる。

 

心配だな〜と思ったら、もう思い切り打ち込めない。ミニミットの時はいいんだけど、大きいミットだと打った時に重量がある…気がしてる。

 

鍼灸師の方で武道経験者って結構多くて、空手、合気道、テコンドー、ボクシング、などなど色々な方がいらっしゃる。が、「今はやめちゃった」という方も結構いる。実際にお会いしたことある方から聞いたのは「怪我したら仕事できなくなるから」という理由だった。

 

そうだよね〜!と思う。鍼も灸も手が使えなかったらどうにもならない。

 

というか、私なんてまだ実技の練習もしたことないのに、在学中に手を怪我したら鍼灸師自体になれないかもしれない…。ちょっと考え過ぎかもしれないけど。

 

だけどテコンドー辞めるっていう選択肢がないんだよなぁ。テコンドーやってるから鍼灸師の資格取りたいって思ったのもあるし、辞めちゃったら鍼灸師を目指す理由が一つ失われる気がする。

 

とりあえず、ミット打ちは気をつける・やり過ぎないようにして、あとは手だけサポーターとグローブ付けようかな…。

 

 

新ブログに込めた想い

ブログのURLを新しくしたい一心で、新しいはてなブログを作ってそこに旧ブログの記事をコピペし、記事同士に張り巡らされてるリンクを繋ぎ直すという苦行をした数週間。

 

ついにブログが新しくなりました〜!イエーイ!

 

勢いとなんとなくで始めた旧ブログの後悔を踏まえて新ブログは事前に色々考えた!

 

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その①URLをシンプルに!

旧→yoyoko30mosaku

新→blog445

 

なんか旧の方は「よよこと茂作って人が運営してるブログなのかな?」とか思っちゃわない?(思わない)。とにかく変〜!途中で変えたくなってた。はてなブログは、ブログタイトルは何回でも変更できるんだけどURLは一度作ると変えられないんだよね…URLを変えるにはブログ自体を新しく立ち上げる必要があるんだけど、面倒だし、意外と読んでくれてる人がたくさんいるからこのままでもいいかなとか思っちゃったり。

 

けどやっぱりもう模索期間は過ぎたし変えたい!入学までに絶対変えたい!と思って、冒頭の苦行的作業をミジミジやって何とか移行に成功。

 

前回の失敗を踏まえて、今回はブログタイトルがどう転んでも使えそうなシンプルなURLにした。私のブログだってわかりやすいし、人にも紹介しやすい!気に入ってる。

 

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その②シンプルかつ想いを込めたタイトルに!

旧→三十路模索日記

新→Blog1/445

 

アルファベットと数字を駆使したタイトルで、鈍臭い感じが少し抜けたのではと思う(そうか?)。

 

ちなみにこのタイトルにした理由はちゃんとあって「全部私の一部ですよ」という意味でつけた。

 

Twitterもそうなんだけど、気づいたら、「鍼灸マッサージ師を目指す人」のアカウントになっちゃってた。それは間違いないし、私の中で今一番ウエイトを占めてるのが鍼灸マッサージだからそれがメインでいいんだけど、鍼灸マッサージ師を目指してるだけが私じゃないよな…という思いが結構あって、Twitterもブログも、鍼灸のこと以外も呟きたいし書きたい。

 

だけど、なんかそれ以外発信しちゃいけないみたいな気持ちが段々強くなってしまってた時期があって、誰のせいでもないけれど自分で勝手に縛りを作っちゃってて、書きたいことを書きたいように書けないことに勝手に苦しくなってた。

 

確かに私は鍼灸マッサージ師になりたいけれど、まずやりたいことや生きたい生き方があって、それをやるために鍼灸マッサージ師の資格を取る、という順序だった。大分類で「私がやりたいことや好きなこと」があって「その中の一つが鍼灸マッサージ」。

 

鍼灸の勉強をしたい私だけじゃなくて、テコンドーしてる私もいて、孤独のグルメや韓流ドラマにハマってる私もいて、ミニマリズムを究めたい私もいて、アイドル大好きな私もいて、食いしん坊の私もいて、読書が好きな私もいて…。

 

それぞれの私がそれぞれの想いや考えを抱いている。それが相互に絡み合うこともあるし、全然絡まないこともある。でも全部私だ。

 

だから、何を言っても、何をしても、何を考えても、「それは全部よよこという人の一部です!」と言いたいな〜と。だからここに書くことは全部「1/445」!

 

ちなみに公式通称は「ヨヨイチ」でっす(誰も聞いてない)

 

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その③カテゴリーを絞る!

旧ブログはカテゴリーが乱立していた。テーマを決めず思いつくままに書き散らして、都度書いた内容に合わせてカテゴリーを追加する始末。編集画面で少し整理してみたけど、その時々の気分でつけたカテゴリーを整理しきれず編集画面はぐちゃぐちゃに。もうね、これがヤル気を削ぐ!スッキリ片付いてないと書く気になれないこともしばしば。カテゴリーまで見てくれてる人がいるかわからないけど、見るほうもわかりづらくて読む気が失せると思う。

 

だから!今回は!カテゴリーを無闇に増やさない!

 

プレ学生、お金、テコンドー。それ以外の感想や日記は全部エッセイに。入学したら2つか3つだけ増える予定だけど、それ以上は絶対増やさん!スリムなブログを目指します。

 

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色々書いたけど自己満です。でもいいの。書くために考えることが好きだし、それで人生を進めてくのが私の生き方だから。ブログはそのための大事なツール。

 

というわけで初心がブレないように記録するためのエントリーでした。

ブログ引越した&進学に至るまでの気持ちの変遷

1ヶ月ぶりのブログ更新!

嬉しいなっ嬉しいなっ。(※書いてる自分が) 

実はこの1ヶ月、ブログをどうしようかと色々考えていた。

 

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はてなブログを始めたのは2019年2月。ちょうど2年前。

その時の私は、今のように鍼灸マッサージ師になりたいという目標を持っていなかった。趣味で運動したり食習慣を改善したり、断酒したり、断食してみたり。なんとなくそういうことが好きだな〜というくらいで、他は特に何も考えていなかった。

 

でも、自分の関心や生きたい生き方と仕事が合ってないな〜、みたいなことはぼんやり考えていて、だけどどうしたいか自分でもよくわかんないし、どういう選択肢があるかも思いつかないし…みたいな状態だった。

 

そして迷走した挙句始めたのがこれまで書いていたブログで、その名も『三十路模索日記』。ブログのURLも「yoyoko30mosaku」という、長い上に迷いが全面に出たURLにしていた。

 

もう「身の振り方迷ってます!」っていうのが全面に出ちゃってる!若干イタイ感じが出ちゃってる!

 

だけど、三十路に至ってもイタイ感じを醸し出してたこのブログを通して、2年かけて人生の方向が変わってきた。

 

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ブログを書きながら自分は何が好きなのか。どんな時楽しいのか。文字に起こしながら日々色々考えた。

 

その間に、自分が今の会社で仕事を続けていくことに疑問を持つ出来事が起きた。

 

その時点でもまだ鍼灸マッサージ師という選択はなかった。

 

だけど迷いながら色々書いたり、書くために考えたりする過程を経て、自分がこれからの人生をどう使っていくかという方向性が見えてきた。

 

そして鍼灸マッサージ師になるという目標にたどり着いた。

それが2019年の9月だった。

 

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慎重な私は、しかしすぐに進学しなかった。

 

本当に残りの人生賭けてもやりたいか?会社が嫌で逃げたいだけなんじゃないか?一時の安易な気持ちやイメージに流されていないか?なんとなくやりたいだけなんじゃないか?覚悟はあるのか?

 

何度も自問自答して、出した結論は「翌年度の入学は見送り、1年経ってもまだ絶対にやりたいという気持ちだったら鍼灸マッサージ師を目指す」ということだった。

 

正直、会社員でいる方が自分は楽だと思った。

 

その楽さ、安定、一度出て行ったら同じ場所にはもう戻れない。それらを捨ててまでやりたいか?

 

1年半で、やっぱり楽な方がいいと思ったらその程度の想いなのだから、鍼灸マッサージ師になるのはやめようと思った。

 

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自分の想いを確かめる方法として、ブログを使うことを考えた。

 

進学をするには色々と調べることがある。学校選び、卒後の働き方、学費、在学中の生活、学校ではどんなことを学ぶのか、それは自分が進んで学びたいと思う内容なのか、などなど。

 

進路を決めるために自分が知りたいことを書き出した。そしてそれを調べたらまとめてブログに書くという目標を立てた。

 

細かく調べるのも、ブログに書くのも正直手間だ。だけど自分が語る「夢」や「目標」が口先だけでなければ、調べるし書くだろうと思った。

 

自分のために調べることも面倒臭がる程度なら、やめた方がいい。

 

こうして自分を試すために行動し始めた。

 

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結果、1年半経っても鍼灸マッサージ師になりたいという気持ちは変わらなかった。ブログも書き続けたし、書くために調べたし、行動もした。この過程で、自分の気持ちや想いがポーズや表面的なものではなく、本当に心からやりたくてやろうとしていることなのだと、自分で自分に証明できたと思う。

 

だから、迷うことなく進め、私!

前だけ見て走れ!

 

何の未練も後悔もなく走る準備はできましたよ〜!

 

あとは、鬼のように大量の勉強量を頑張るのみ!

 

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で、急に冒頭に戻るのだけれど、要するにもう迷ってないし模索もしていない。人生のあらかたの方向性は決まったし、少なくとも30代は修行の身になる覚悟もできた。

 

だからもう模索日記というタイトルはいらないのだ。

 

だけどはてなブログったら、一回作ったURLは変えられないらしい。

 

新しいURLで迷わず走るためにブログの引越しをしたのでした。

 

ということで、今後はこちらで、どうぞよろしくお願いします。

【72】ていしん体験会感想その3・施術後に芽生えた思い

前回、前々回の続きです。

 

blog445.hatenablog.com

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今回は、体験会を通して芽生えた思いについて、他の治療の経験で感じたことも交えて書きます。

 

めちゃくちゃ主観的で体験会自体の感想とはズレている部分も多いので、会の様子が知りたい方は他の方の感想へジャンプすることをおすすめします!

 

それでもいいよ!という方は以下へお進みください。

 

***

新しく芽生えた目標

治療を終えて強く思ったのは東洋医学の効果を自分の言葉で言語化して理解したい」ということだった。

 

以下、体験会の話から一旦逸れる。

 

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ごく最近まで私の好きな鍼は「筋肉や神経にアプローチ!」というスタイルだった。7年前に肩凝りの治療で初めて受けた鍼がそういうスタイルで、それがすごく気持ち良く、私の鍼好きはそこから始まっている。それが全てではないけれど、その時の経験があったから鍼師になりたいという思いも生まれた。

 

長い歴史を経て受け継がれてきた東洋医学的な考えや理論も好きだけど、一度経絡治療を受けてあまり効果を感じられなかったこともあり、読み物・知識としては好きだけど…という思いがどこかにあった。

 

その考えが体験を通して変わったのが去年の年末だった。

 

ずっと気になっていた近所の鍼灸院に治療を受けに行った。行く前から分かっていたけれど、そこは私が好きな「筋肉にアプローチ!」というスタイルの治療院ではなく、経絡に基づいて治療をするスタイルだった。私はそこの先生が書く養生論がずっと好きだったので、自分の好みがどうとかいうより「その先生の治療を受けてみたい」という思いが強くて治療を受けに行った。

 

その時の治療は、脈を診て、腹診して、問診して、直接灸と鍼。鍼は患部に直にゴリゴリ刺す感じではなく、経絡に沿って優しく刺す感じで刺激していく。置鍼も少し。患部にも刺したし少し響きはあったけど、深くは刺さず、本当に浅い感じだった。

 

私がよく鍼を受けていて「クゥ〜!効くぅ〜!」と感じるようなズーンと響くような刺し方ではなかった。

 

なのに!終わったあとのスッキリ感が、その日はすごかった。サウナじゃないけど「整った〜!」という気持ちだった。「中庸に戻るってこんな感じのことを言うのかな…」とぼんやり思いながら帰ったのを覚えている。

 

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閑話休題

 

今回のおかの先生のていしんを受けた時も同じ感覚だった。身体の何かが確かに整った。

 

一日経って自分なりに考えてみて、ていしんで呼吸が楽になった→身体に入っていた余計な力が抜けた→肩の力が抜けて肩の痛みが軽減した、と推測したけど、じゃあ呼吸はどのタイミングでどうして整ったのか?という疑問が残る。

 

おかの先生のていしんも、筋肉にゴリゴリアプローチしたわけではなく、経絡に沿ってていしんを当てていくのがメインだった。

 

凝っている筋肉や神経にダイレクトに強い刺激を与えなくても身体は変化する、痛みの軽減など治療効果が出る…。本で読んで知識としては持っていた東洋医学の効果、鍼灸の力が自分の身体に起こった…。

 

それを承けて、本当に正直な気持ち…「どうしてなのかわからない!」

 

いや、理屈としてはなんとなく分かる。だけど今の自分はそれを言語化して人に伝えられない。

 

本に書いてある東洋医学の理論は本当で、ゴリゴリ刺したり押したりしなくても効果があるんだよ!くらいしか言えない。

 

多分こんなこと言ってもあんまり伝わらない。特に鍼灸に何にも関係ない友達とかには。絶対みんな筋肉とかのがイメージしやすいと思う。

 

***

 

私は、自分が好きなものやいいと思ったものを人に薦めたいし紹介したい。自分が鍼灸師になったら、ていしんができるようになったら、身近な人に薦めたい。だってすごく良かったもん。

 

だけど、自分が理解できて言語化できないと人には薦められない。きちんと伝えられなければ、いくら薦めたところで刺さらない。自分がわかってないのに、人にわかってもらうなんて無理なのだ。何事も。

 

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これから学校に入ったら色んな角度から鍼灸について学ぶだろうけど、今自分がモヤモヤしている東洋医学への疑問、言語化できないけれど身体が実際に感じた効果…それがなんなのか、勉強しながら探っていきたい!卒業する頃には友達とかに理解してもらえるように、自分なりにでもいいから理解してしっかり言葉にできるようにしたい!

 

鍼灸の世界は海のように広大だし、数年学生やったくらいでそこまでいけないかもしれないけれど、そういう目標も持って勉強に取り組みたいなと今回の体験会でていしんを受けて思った。

 

年末の治療と今回の治療の経験が続いたことで、自分の考えに変化が起きて、これからの学びに対する姿勢も少し変わった。

 

これからも、色々な治療を受けたり、新しい知識に触れる度に少しずつ考えが変わっていくだろうなと思う。

 

狭い視野に囚われず、あんまり色々怖がらないで、色々な考えに積極的に触れて、良い方向に進んでいきたいな。