今日の仕事では、「目線を合わせて接すること」を目標に取り組んだ。
理由はコチラ↓
【メモ】目線を合わせてから接する、目を見る - Blog 1/445
忙しかったこともあって休憩時間が少しズレて、今までメインの介助に入ったことが無かった方のお風呂と外介をすることに。
その方は、いつも表情が乏しくて反応もほとんどない感じで、総論で無欲状顔貌を習った時に真っ先に浮かんだのがその方だった程。
問いかけにも反応が期待できない感じだけど、入浴介助だと全身触れざるを得ないし、快不快もあるだろうから教えてもらえた方がいいけどなぁ、どんなふうに接したものか…と瞬間思ったけど、反応無くてもいいや!目線合わせて、笑顔で声掛けてやろう!と決めて洗いに入った。
ちなみに私の中でのユマニチュードのイメージってこの動画で、
新たな認知症ケア「ユマニチュード」とは【報道特集】 - YouTube
提唱者の方のように目の高さを合わせて語り掛ける、をその方の介助の時はより意識した。
そうしたら、その効果なのか?分からないけど、シャンプーの時や顔を洗っている時も少しだけど、「気持ちいいか悪いか」「大丈夫」「これはいや」「これは違う」と意思表示をしてくれて。しかも足を洗ってる時に突然声を立てて笑い出して。何度も。
「えー!なんで笑うんですかー!私なんか面白かったですか!?笑」と返して。
正直、その方が声を出して笑っている、というか微笑みさえもこれまで見たことがなかったからめちゃくちゃビックリした。
私の何が面白かったのか分からないけど、なんかその瞬間、一方的かもしれないけど心が通じた感じがして。
退浴した後も、ちょっとした声掛けに意思表示してくれて、返事もしてくれて。
それを見ていた他の利用者さんが「この人がこんなに喋ってるの初めて見た」と言う程。私もびっくりした。
正直、これまでその方がどんな人なのか、どんな声なのか、何も知らなくて、もちろん大事な利用者さんの一人だけど、なんというか、どう接していいのかわからなかった、たしかに人なんだけど、感情がない、反応がない、何を思っているのか分からない、そんな感じで。周辺情報は先輩スタッフから聞いて知っていたけど、その人自身に目を向けるきっかけがなくて。
でも、なんか、今日そういう感覚が少し抜けた気がした。私の一方的な思い込みかもしれないけど、少し通じ合えたんじゃないか、分かり合えたんじゃないかって。
上手く言えないけれど、心が動いた1日になった。
相変わらずバタバタしちゃって、今日もビックリさせる方向から突然声を掛けるってやってしまった場面が何度もあったけど、出来るだけ、目線を合わせてから、目を見て笑顔で話しかける、を大事にしたい。きっとそれだけで何か凄い効果がある。