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日常の記録。

【403】いくらもらえる?教育訓練支援給付金・ハロワに行って聞いてみた②

前回の記事の続きです。

blog445.hatenablog.com

 

今回は教育訓練支援給付金について「勘違いしていた!!」ということを2つ書きます。

 

結論を先に言うと勘違いしていたのは「入学してすぐもらえない!」「思ってたより支給額少ない!」の2点です。

 

これ、もし知らないまま・金額を多めに見積もったまま進学していたら3年間の学生生活に大きく影響しているところでした。先に調べておいて良かった…。

 

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勘違い①入学してすぐ給付金をもらえない!

私は、「進学したら昼間は学校。学校行ってて働けない人が対象なんだから4月から給付金もらえるんだよね?」と思っていました。

 

これ、大間違いです。初めての給付金がもらえるまでが長い!そしてそれまでは何の給付金もない!つまり無収入です。

 

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どうしてすぐ給付金がもらえないのか

ざっくり言うと退職して最初の約6ヶ月は一般的な失業者と同じ扱いになるのがその理由です。(一般的な失業者って何?と言われると今私が勝手に定義しただけですが、要は会社を辞めて再就職してない人という意味です。)

 

この期間は失業給付金の対象期間になるのですが、初めての給付までがまぁ長い。

 

現職場を退職する

    ↓

退職した職場から離職票が届く

(退職してから約7〜10日後)

    ↓

離職票を持参してハローワークで手続き

    ↓

待機期間7日を過ごす

    ↓

受給説明会に参加

    ↓

失業認定日が確定

    ↓

進学を含め自己都合退職の場合は制限期間3ヶ月を過ごす

    ↓

2回目の失業認定日(通学していてまだ失業状態であることを証明しにハローワークへ行って手続きをする)

    ↓

失業手当が給付される

 

つまり離職票をもらってハローワークへ手続きに行くまでの数日、待機期間の7日間、自己都合退職の制限期間3ヶ月の約3ヶ月半は何の給付金もありません。雇用保険に入らない時間数(週20時間まで※ただし一日の労働時間に制限有り)は働けるものの、ほぼ無収入確定です。進学して最初の3ヶ月半は自力で生きなくてはいけない!3ヶ月半分の生活費は必須になります。

※2020年10月から給付制限期間が2ヶ月に短縮されました(2020年12月5日追記)

https://jsite.mhlw.go.jp/kyoto-roudoukyoku/content/contents/000676060.pdf

 

 

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勘違い②支援給付金は思ったより少ない!

これ、ネットで調べてるだけじゃ私は気付けなかった。分かった瞬間ハロワで思わず「少ない…」と呟いてしまった。ハロワの職員さんからも「皆さん結構多めに見積もってらっしゃって実際に給付を受けたら少ないって言われること多いんです」と仰っていました。

 

少ないってどういうことか?知ってしまえば単純です。

 

まず、①で挙げた失業給付は大まかに言うと雇用保険の被保険者だった最後の6ヶ月の給与から賃金日額が計算され、それを基準に基本手当日額が計算される。これは前職の給与の約80%(どう算出するか?まで書くと長いので詳しくはハロワのホームページを参照するかGoogleで検索して下さい)。

 

「失業給付は前職の給与の80%」

(※賞与などは含まれません。基本給+交通費+残業代が基本的には対象です。詳しくはGoogleへ)

 

これがまず最低90日間支給される。(支給期間は雇用保険の被保険者期間により異なる)

 

この失業給付の支給期間が終わると教育訓練支援給付金に切り替わるのですが、ここが重要。教育訓練支援給付金は「失業給付の80%」しか給付されない

 

大事なことなので2回言います…

教育訓練支援給付金は「失業給付の80%」です。

 

簡単に図にするとこう。

f:id:yoyoko-445:20200223172336j:image

 

私は…教育訓練支援給付金は前職の給与の80%だと…思っていました…

 

実際は、前職の給与の80%の80%…。

 

私の場合、ハローワークの職員さんと一緒に算出したらひと月当たり約13万5千円。16万位もらえると思っていたのでショックを受けた…。

 

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素晴らしい制度であることに変わりはない

自分の皮算用との差にショックを受けたものの、これまで雇用保険の月々の支払は1,000円にも満たないわけで、自力で積み立ててきたわけでもないのに卒業まで400万円近く生活を支援してもらえるので、文句なく素晴らしい制度だと思います。

 

さらに、多少の制限はあるものの雇用保険に加入する必要がない週20時間未満の労働は認められているので、週15時間バイトをすれば月々の手取りは19万円程になる。週15時間なら勉強の妨げにもならないし、むしろ丁度良い。

 

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ただし、最低限の貯えは必須

ただ、進学して最初の1年間は前年度の所得に基づいて住民税を払わなければならず、失業給付が支給されるまでの無支給期間の生活費も必要なのは間違いない。

 

生活費や住民税がいかほどかは人それぞれだと思うので具体的にいくら準備しておくべきかは明言できないけれど、最低でも70〜80万円位は貯金があったほうが安心かと私は思いました。

 

実家に住んでたり、配偶者の収入で衣食住がどうにかできる人はもう少し少なくても大丈夫かな。

 

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すぐもらえない、思ったより少ない、など様々な新事実が判明した今回のハロワ訪問。だけど、いつから・いくらもらえるのかが分かって進学先や進学後の過ごし方のイメージもかなり具体的になったので、かなり有意義だったと思う。

 

あとは進学先を決めるために専門学校行脚だなぁ。そして本科の受験…!納得できる進学が出来るように引き続き下調べ頑張ろう。