年末に立てた来年の目標で「今ある本を読むまで新しい本を買わない」と書いたのに、その誓いはひと月も経たない内に、それはそれは軽々しく破られている。
今日もまた、本屋で本を買ってしまった(今日買ったのは雑誌だけど)。
自分の身分と経済力には不相応に買ってしまった本たちを、無駄にしてはならない、買ったからには少しでも私の身体の血肉にしなければと、連日少しでも時間があれば読み続けている。
新しい本を次々と手に入れ、急いで食べて、うまく消化できないまま放置されている本(の内容)がたくさんある。未消化の紙と文字の塊たち。
その一方で、すでに消化をしているのに、美味しいからと、何度も何度も、時間をかけて味わうように、あるいは小腹を満たす位の気軽さで、食べ続けているような本がある。
読書と食事は何となく似ているなぁと、ふと思う。
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自分の心を震わせる本、何度も読み返したい本があるって最高だなぁと思う。
私が好きで何度も繰り返し読む本は、読んでいると、生きていること、生命を感じられる。
今厳選するなら5冊、いや、6冊。本当はもっと欲張りたいけど、すごく読み込んでいると思えたり、全ての言葉が自分の身体に水のようにスッと染み込むと感じられるという本を、厳選するなら6冊。この6冊は偶然全て文庫なのも良い。
我ながら、自分のための選書センスがよろしい。自分が心の底から素晴らしいと感じられる、自分の心が満たされる本に自ら出会いに行けるのも才能だ。
大事に大事に、何度も、時に人に譲っては買い直してまで読み続けてる本。もし何かが起きて少しの荷物しか持てないとなったら、この6冊を持っていく。
これ以外にも、ページが取れるくらい読んだ本があって、でもそれは、一冊丸々が好きというわけではなくてある1節がすごく好きでそこだけを暗記してしまうくらい読んだ本。何度も読みはしたけれど。
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こういう、厳選した本、自分の心が満たされる本があることが自慢だ。
誰に向かっての自慢でもない、自分に対して自分で「いいでしょう」と思える自慢。
人生の本、と言ったら大げさだけど、自分の人生に無くてはならない本を持つということ。
それは、今の日本の社会なら物理的には誰にでも出来ることだけど、出来ない人には出来ない、興味が無い人には自慢にもならないようなこと。
自己満足だけど、自分で自分を満足させてあげられる、それって素晴らしいことじゃないか。たった数百円で心が豊かになる。昨日手に入れた本が、また自分の人生を豊かにしてくれる本で、自分にとっての読書の価値に改めて浸っている土曜の昼。