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日常の記録。

自分に合ったノートの取り方を見つけた話③〜私はノートに何を求めているのか〜

前回のブログを書いてみて、自分がなぜノートを書いてきたのかがスッキリ整理されたので、ここで一旦まとめてみる。

 

  1. 機序や流れを自分で整理しながら書いて理解するため(その途中で理解できてないところを明らかにして理解するため)
  2. 反復して見返すことで記憶を増強するため
  3. 反復して考えて書いて記憶を増強するため

 

私が普段「勉強している!」と思いながら書いていたノートは主に1の「流れを書きながら全体を理解する」ためのものだった。一生懸命調べて沢山書きながらもイマイチ身についた感じが少なかったのは、そこに2の「見返す」行動が入っていなかったためだと気付いた。

 

反復して何度も目にしたり考えないと記憶は定着しないし、色々なことが自分の頭の中で「常識」になるまで落とし込めない。例えば心臓が4つの部屋に分かれていることも、足三里が前脛骨筋の上にあることも、1回聞けば「知ること」はできるが、もう何十回も何百回も思い起こしたことがあるから自分の中で「揺るぎない常識」になっているのであって、その位頻繁に知識に触れなければ「覚えること」はできないのだと思う。

 

しかし私が一生懸命書いたノートは前回の記事にも書いた通り自分でも読むのが面倒くさい代物で、見返すには殆ど役に立たず、書いて終わりになりがちなのだった。

 

見返すのに不便なノートは試験前にも役に立たない。これは1年生の前期試験の直前に痛感したことで、試験直前に最終確認で見返せるようなツールを私は何も持っていなかった。周りのクラスメイトはみんな何か、ノートとかiPadとか熱心に見返していて、その様子を見て一人焦った。試験前にポイントだけ見返すのは大事だし、精神的にも落ち着く。私は、落ち着かなかった。幸いにもいくつかの教科はできるクラスメイトがそのようなツールを作ってくれていたのでそれを見て気持ちを落ち着けたりした。

 

機序を丁寧に理解するのは大事だけれど、普段見返すにも試験直前にポイントを再確認するにも役に立たないノートの取り方はどうにかしなければと思った。そしてそれは、自分は1冊の同じノートではできないと思った。役割が違うノートは分けた方が自分には合いそうだと思った。

 

次回から、ここまでの気づきを踏まえて2年生から取り始めたノートの話を書く。

 

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最後に、冒頭に何の説明もなく突然登場した3の「反復して考えて書いて記憶を増強するため」のノートについて少し。これは別になんの工夫もなくて、ただ練習問題をひたすら解くためのノートである。綺麗に書くことは目的とせず教科もごちゃ混ぜ。とにかく問題を解いて、できてなかったら解説やポイントをざっと自分で書いてみる。図も適当(絵が下手だから綺麗に描こうとしても時間が無駄)。大体似たような問題で間違えるので、同じことを何度も書く羽目になって、書いてるうちに大体わかってくるのだった。

 

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ただこの時も、パッと見返すのに使えるノートが欲しいなぁと常々思っていて、見返すためのノートを作った2年生からは、このひたすら練習問題を解くノートもより活かせるようになった気がする。

 

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つづく。