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鍼灸マッサージ師を目指すアラサー学生のブログ。

新しく知ったこと・認知症ケア「ユマニチュード」

動画漁っててたまたま見かけた動画。参考になったのでメモのため書き残しておく。

 

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フランスで行われている認知症ケア「ユマニチュード」。

 

効果を目の当たりにできる動画だった。認知症の当事者が「自分は人である」と感じられるように行われるケア…と一言で言ったら言葉足らずな気がするけれど、私の拙い説明なんかより、気になった人はぜひ動画を観てみてほしい。

 

youtu.be

 

ググったら学会もあった!色々事例も載ってて参考になる(「現場でのユマニチュード」の項)

 

jhuma.org

 

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↓↓↓ ここから下は自分の経験と考えたこと ※話脱線してます ↓↓↓

 

自分の今いる現場は、通所だし、重い認知症の方はいないけれど、ユマニチュードの基本要素の「見る方法」「話す方法」「触れる方法」は自分も実践したいと思った。これは利用者さんが安心して過ごせるようにするために必要なテクニックだと思った。

 

特に「視界にいきなり現れない」「まず遠くから相手の視界に入って行き、こちらに来ることを知ってもらってから近づく」「目線を合わせる」とかは、利用者さんをびっくりさせないために大事だと思った。

 

「目線を合わせる」は今もできていると思う。これはつまり「見下ろさない」ということだけど、靴下履かせたり足に装具付けたりする関係上、自分の目線が利用者さんより下にあることのが多い気がする。そうでなくてもあんまり見下ろすような接し方はしてない。そうしたくないと思っているし、物理的に目線を合わせて接することができる環境にいるというのもある(時間的・空間的に余裕がある)。

 

ただ、突然視界に現れる、はバタバタしていてやってしまっている気がして、利用者さんをびっくりさせたりしてるのでは…とちょっと思った。

 

「触れ方」で注意するのは「掴むこと」。優しく触れることを心掛けてはいるけど、介助で関節を支えたりしてる時に利用者さんが「掴まれてる」と感じてないかどうかはちょっと気になる。できるだけ「支えること」を意識してはいるけどもっと意識しよう。

 

「話し方」の部分は、ちょっと話が逸れるけど、利用者さんが「ないがしろにされている」と感じない上手い話し方みたいなのを最近模索中である…。ないがしろにしたいわけじゃなく、じっくり目を見て耳を傾けて…としてあげたいけれど、安全面で周りにも目配りする必要があり、他の方の対応に回らなければいけないこともあり…。もちろん「他のお仕事もあるからね」と分かってくれる方ばかりだけど、心の底で「ないがしろにされた」とか変な不安を与えてることもあるのでは…とちょっと思ったりして。ベテランの先輩はすごくナチュラルで、なんというか、話が途切れても「あなたのこと大切に思ってるからね」というのが伝わるような対応なんだよね。。昨日の仕事終わりに相談して、テクニック的なものは教えてもらったけど…。色々な面で安心感を与えられる対応にはまだ程遠いんだよな、ホント…。あ、もうこれユマニチュードのテクニックの話じゃないや…(逸れ過ぎ)

 

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YouTubeのコメント欄には「理想的ではあるが人員・時間的に現実的ではない」という声もあって、実際に色々な現場の話を聞くと確かにそうなんだと思う。続けることで効果が出て時間の削減にもなると、そのようにも書かれていたけれど、現実問題難しいという人が多くいることには目を向けておかないといけないと思う。

 

私は今甘々な環境で研修させてもらっている立場なので、タイトな現場で携わっている人の声に対して理想だけで何かを言うことはできない。(実際に実践しながら携わっている方達の「できる」「やっていこう」という声にも勿論目を向けたい。正直共感するし、自分も実践する側に行きたい。)

 

今は労働時間の制約と経験不足もあって忙しくない時間にしか入っていないけれど、12月からは制限が緩和されるのと、責任者の方のOKも出たのとで忙しい時間から携わせてもらえる予定だから、忙しい中でも少しでも意識できるといいな…と思う。

 

知識だけあって理想が語れても、自分で実践できなかったら意味がないと思うから、学んだことを少しでも現場で活用したいな。

 

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11/8追記

 

フォロワーさんがユマニチュードについて書かれた記事を教えてくれた。Twitterでもブックマークしたけど読み返す時探すのが大変だからこちらに貼っておく。押さえるべきポイントがよくまとまっている文章だった。折に触れて読み返したい。