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日常の記録。

防災ポーチ作った①

本日1日かけて私が熱中していたこと。それは「防災ポーチ作り」。外出時に被災した際に活用するための物資を入れたポーチだ。

 

今年に入ってから地震が多いのと、先日ラジオで災害時のトイレ事情について聴いたのとで、自宅の防災グッズは細々と揃え始めていた。

 この非常用トイレだったり、水や缶詰、レトルト食品、日持ちするお菓子、少し多めにトイレットペーパーや箱ティッシュなど。あと、すぐ出せる場所に寝袋。

 

物を管理するのが苦手なため本当はあまり所有物を増やしたり溜め込んだりしたくないのだけれど、一昨年の台風や昨年からのコロナ騒動で、非常時になるとスーパーから日用品が消え、入荷しても価格が高騰するということを何度も経験して懲りたので、日用品は少し多めに買い溜めするようになった。

 

だから家にいる時なら、体と建物さえ無事なら一定期間は生きられる備えはできていると思う。家がダメになることはあまり考えたくないけれど、万一避難することになっても上記を持って行けば良い。

 

が、災害が家にいる時だけ起こるはずもなく。台風のように予め来ると分かっていれば家に閉じこもっていればいいけれど、地震に関しては本当にいつどの位の規模が起きるかわからない。

 

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思い起こすのは311。その日は渋谷の商業施設でバイトをしていた。揺れが収まった後しばらく休憩室にいたが、間もなくバイトは帰るように指示があり、渋谷から練馬にある自宅まで歩いて帰宅した。

 

途中、渋谷の会社で働く母と運良く合流でき、道中知り合った見知らぬ人達ともなんとなく仲良くなり、励まし合いながら井の頭通りを歩いた。

 

無事に家まで辿り着いたけれどその道中は本当にキツかった。

 

地震が起こるなんて想像してなかったから何の備えもない。その日私はスカートスーツにヒールのパンプス。足が痛くて、スニーカーか自転車を買いたかったけど、開いている店の品物はほとんど売り切れ(自転車まで!!)。食べ物を買おうにもコンビニの棚は空っぽ。吉祥寺に着く頃にはパンプスのストラップが切れて靴として機能しなくなったので裸足で歩いた。鞄に化粧品とか入ってたけど、マスカラとアイライナーで目をデカくしたところでこんな時には何の助けにもならない。

 

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で、冒頭に書いた通り最近地震が多いので、進学を目前にして「通学途中で被災したら?」ということを考えるようになった。うちから学校までは17kmある。歩けない距離ではないけれど、何の準備もなく歩くにはキツイという印象。311の時のようにパンプスだったり、食べ物も飲み物も何もなかったりしたら、なかなかハードな道のりになりそうだ。

 

万一通学途中で被災したら?学校で被災して家に帰らなければいけなくなったら?途中でどこかに避難してそこでしばらく過ごすことになったら?

 

色々考えて、自分の安心のために、通学時に持ち歩くための防災ポーチを作ることにした。