親知らずを抜いて4日。抜いた当日はちっとも腫れてなかったくせに、2日目から腫れてきた。
自分の顔とは思えないくらい変形していてちょっと面白い。右と左で別の人みたい。
面白いだけならいいのだけれど、やはり問題は食事だ。私は食べることが好きだ。食べるために料理をするのも好きだし、外食も中食も間食も愛してる。
口いっぱいに好きなものを詰め込んでる瞬間がこの上なく幸せ。
しかし、親知らずを抜いた今それは禁断の行為になってしまった。口いっぱいに食べ物を頬張ろうものなら、抜歯して穴が空いた箇所に食べカスが詰まって大変なことになる。
よって食事はほとんど噛まずに飲み込めるようなものばかりになった。しかも口を大きく開けられないから一口が恐ろしく小さい。全く食べた気がしない。
しかも手術した右では噛めないから口の左側でしか食事ができない。
しかもよ、私、今日の歯磨きでやっちまった。なんか血の塊が取れちゃってまた出血した。
これ、多分治癒の過程でできる「血餅(けっぺい)」っていうやつで、多分取れちゃだめだった。幸い血は止まって痛みもないけど、一回取れると復活までさらに数週間かかると聞く…大人しくしてればあと数日で治ったはずなのに完治まで遠のいてしまった…。
直近で楽しみにしていた食事がいくつかあった。
一つは昔住んでいた町田の近くに行く予定があり、その道中で私が日本で一番愛しているラーメン屋『おやじ』の味噌ラーメンを食べること。
もう一つは今の職場の最終出勤日に職場の近くのお気に入りのとんかつ屋に行くことだった。いつもは700円のロースかつ定食を食べるけど、この日だけはアラカルトでミックスフライを頼んで、ご飯の代わりにビールを飲み、一人お疲れ様会をやるつもりでいた。
まず、ラーメンは今週末だから無理である。
とんかつは再来週だけど、現状だと不安が残る。
ラーメンととんかつ…しかも好きな店のものだと思うと急に悲しくなってきた。
親知らず抜いたくらいで大袈裟だと思われるかもしれないけど、この数日で当たり前にご飯を食べられる身体でいられることの大切さ、有り難さをひしひしと感じる。
食べることは生きる楽しさをくれるよね。
早く元に戻りたいな…。