Amazonプライムで映画を観た。
ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン主演の『The Bucket List(邦題:最高の人生の見つけ方)』
自動車修理工のカーター(モーガン・フリーマン)と大富豪のエドワード(ジャック・ニコルソン)は、癌で同じ病室に入院。
共に余命宣告を受けた2人は死ぬまでにやりたいことのリスト「バケット・リスト」を作り、リストを埋めるため旅に出る…。
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映画や本を選ぶ時、どうしても終末期やターミナルケア、在宅医療、介護の分野に関心が行く。
気になってしまう。いつか自分も絶対に老いる日が来る、死ぬ日が来る。その日まで、どう生きるか、生きているのか。年老いた時、自分の周りには何が、誰が残るのか。
最後の日、何を見て、何を思い、人生を終えるのか。楽しかったと思って終わりにしたい。
映画や本、ドキュメンタリー、ノンフィクションを見ることは自分の将来を考える材料になる。
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自分が関わる人にも「楽しかった」と思って人生を終えてほしい。今日が最後の日じゃなくても、自分と関わったその1日を「楽しかった」と思ってもらえるように人と関わっていきたい。
映画の中でカーターがリストに書いた「見ず知らずの人に親切にする」が近い感覚かも。自分が存在したことで、何か一つでも「良かった」と他者に思ってもらえたら「生きた甲斐があった」と思える。自分が気づかないところで既に達成されてるかもしれないし、そうでないかもしれないし、他人が自分をどう思ったかなんてわからないけど。
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30代になってから、本当になんのきっかけがあったわけでもなく「人に返していきたい、報いていきたい」と思うようになった。
ハッキリと言えるのは、26歳までは「私がしてもらいたい、私が大切にされたい、私が…」だった。26歳で経験したある事がきっかけでその思いは徐々に浄化された(宗教とかではない。もし気になる人は私に直接聞いてくれたら話します。参考になるかしらないけど)。それが殆ど浄化され切ったのが30歳だったのかな。
今は「自分が出来ることがあればさせてもらいたい、何か自分にできることはないか」という気持ちに変わった。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師を目指す理由の一つはそれだし、親族関係や親子関係を見つめ直して再アプローチを始めたのもそういう気持ちからだ。
自分が生まれたことの意味、色々な事が起こる世界で健康で元気に生きている意味。それはこれまで自分が受けてきた事を、これから関わっていく人たちに返すためなんじゃないかと思っている。
返せることで、自分が生きていることを肯定できる。返せてるのかは知らんけど…。
押しつけがましくなく、独りよがりになることなく、関わる人が必要としている時に、スッと手を差し伸べられるようになりたいな。
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映画の感想って言って、映画の内容に全く触れてないことに気付く!(爆笑)
映画を観て、自分だったら何をバケットリストに書くかな、何が満たされたら最高の人生だったと思って死ねるかなと考えたら、ふとこんな考えが浮かんだから、そんなことばっかり考えながら観てました。
モーガン・フリーマンの豪快に笑う顔が好きだから、他の作品も観よう。