こんにちは、よよこ(@445yoyoko)です。
5月18日(土曜日)の練習は、本当にこれまでの3年間の練習で最も思い出に残る練習の一つになりました。理由はタイトルの通りです。
いつも通り道場に行くと見知らぬ方が何人かいらしていて、他の道場生に聞くと師範のお知り合いとのこと。いかにも韓国のアジョッシ(おじさん)達という感じ。ところが、韓国語で少し尋ねてみたらなんと師範の師範だという。師範の師範...!?それってめちゃくちゃすごい方なのでは...そして一緒にいらしていた方達も話を聞いたらすごい方ばかりで練習前からビビりまくる。所用で日本にいらしていて愛弟子の稽古を見に来た、という感じでした。そうとは知らなかった私、「遊びにいらしたんですか?」とか聞いてしまった、そんな凄い方が遊びで来るはずもなく、本当余計なことを言ったと思う...
さて、緊張の中稽古開始。最初に師範から見学にいらしている方達の紹介があり。師範の師範やその仲間の師範達と聞き皆緊張。師範も緊張されていて、全員緊張の中練習開始。けど、練習を始めるといつもの雰囲気になって厳しくも和やかに基礎練習が進む。今週はスパーリング週だったけれど、どうやらそれは休みらしく、型の基礎練習が続く。
そして中盤、驚きの展開に。なんと師範のうちの一人の方がプンセの指導をしてくださるとのこと。「普段、師範に習っているプンセも素晴らしいです。それをきちんと練習することは大切です。ですが今日はそれとは別で、プンセの国際試合の時の基準で皆さんを指導します」。
「プンセの試合の基準...!?」
これまで試合を観に行ってプンセの試合も見たことはあったのですが、恥ずかしながら何が基準で戦われているのか知らなかったし考えたこともありませんでした。見ていて上手いな~くらいの感覚でなんとなく見ていただけで、何で勝敗が決まっているのか知りませんでした。
そして、この日の練習で初めてその「基準」というものを少しですが知りました。
立っている時の足の開きの角度、手を動かす時の軌道、リズム、腰の捻り具合などなど...これまでの練習で師範から教わったことがあるものもあれば、初めて聞くものもありました。私は5章までで、そこから先は先輩方の練習を見学しました。
そして練習後、師範の師範に個別で呼ばれた私...プンセの癖があるから直したほうがいいと、太極3章を直々に指導頂きました。
全体練習と個別指導で教わったことを忘れないうちに書き残します。
- 蹴りの動作の時は両手は胸の前
- 予備動作が一動作になってしまっているので、予備動作の時は腕を伸ばし切らないこと。予備動作は力を抜いて、1回の突きにしない。
- 肩の力を抜く
- アプソギの時の後ろ足の角度は前足に対して30度
- ナラニソギは肩幅(これまでもう少し広げていた)
- ソンナルの時などで手の平で動作する時、親指の第一関節は曲げて手の平に添える
最後は師範と、師範の師範達5人に囲まれて一人で3章...物凄く緊張したけれど、すごく良い経験になりました。
ちなみにご指導下さった師範を始め全員が世界広くご活躍されている指導者の方で、どういう経緯で今回来てくださったかは師範の人徳というより他ないですが、感覚的には町道場に突然オリンピック選手のコーチが来ちゃったみたいな感じでした。とにかく物凄い時間でした。
この日私は30歳の誕生日でしたが、こんなに凄い練習に参加させてもらえて、個別で指導までしていただけて、今までで一番記憶に残る誕生日になりました。
教えていただいたことを無駄にせず今週の練習からもっと頑張ります。